CYBERORO

'根気'点数も100点! パク・ジョンファンは難攻不落
決勝1局はパク・ジョンファンの白 3点勝ち、'大逆転ストーリー'。 五番勝負1-0で先立って
 
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 ▲パク・ジョンファンの勝利は皆が予想したが、このようなストーリーは予想外だった。


勝った!応氏ルールでコミ8点を差し引いて白の3点勝ちだ。

罰点はパク・ジョンファン-タン・ウェイシン-タン・ウェイシン-パク・ジョンファン順で二点ずつ互いに4点を受けた。結果を確認した後にタン・ウェイシンは椅子の横に崩れ、復碁の意志さえないように見えた。

パク・ジョンファンはそばに近づいたモク・ジンソク9段と勝負所を手で探ってみてタン・ウェイシンの状態を見ては碁笥に石を入れ始めた。 

8月10日中国北京クンルンホテル特別対局室で開かれた第8回応氏杯世界囲碁選手権決勝五番勝負1局でパク・ジョンファン9段がタン・ウェイシン9段を相手に286手で白 3点勝ちをおさめた。 韓国ルールならば白 2.5目勝ちだ。 

難しく勝ったのでより貴重だ。 すごい逆転劇であって、効果は1勝を越える。 すでに2局まで半分以上勝っておいたと言える。 大部分がパク・ジョンファンの勝利を話したが、このようなストーリーは本当に予想外だった。 

審判が数える間、結果をわかっているタン・ウェイシンは大きいため息と共に片手で額をおおった。 おそらくパク・ジョンファンから越えることはできない巨大な壁を感じただろう。 'このような囲碁を勝てなければ果たしてどんな囲碁で勝つことができるだろうか?'という表情だ。 

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▲結果はすでにわかっている。 ずっと有利な流れを持ったタン・ウェイシンにとっては衝撃的な敗北だ。

局後パク・ジョンファンに心情を尋ねるとすぐに"みな負けた囲碁だった。"と話した後には口を閉じた。 囲碁は終わったが、パク・ジョンファンの頭の中は19路から抜け出すことができないように見えた。 瞳もすでに他の所に向かっていて質問を聞く余裕などはなかった。 対局室を出ては関係者としばらく以後の日程に関する話を交わした後に早い歩みでホテル部屋に戻った。 

モク・ジンソク コーチは"下辺白が特別な被害なしで生きた後に機会がきた。 ヨセでパク・ジョンファンがずっと大きいところを先行獲得して勝利を持ってきた。 この囲碁は全般的にタン・ウェイシンの実利作戦が良かった内容だ。 黒が序盤から流れを主導し、中盤白の攻勢も効果的に持ちこたえてずっと優勢を握っていた。 パク・ジョンファンは中央でただ一度あった若干の手順錯誤の隙間を広げて逆転に成功した。"と総評した。 

プロ棋士にもとても難しい内容だった。 モク・ジンソク9段は"以前キム・ジソク9段と三星火災杯決勝に行ったのだが内容では今回がはるかに緊張した。 中盤と終盤全て難易度がとても高く、応氏杯は時間の変数まであって本当に手に汗を握って見た。 "と鑑賞評をいった。 

タン・ウェイシンの敗北はあまりにも痛かった。 普通五番勝負でこのような内容で1局を負けると心理的なダメージを克服できなくて2局では無気力に崩れたりする。 タン・ウェイシンが一日休息する間に心を取りまとめることができるだろうか?

決勝2局は12日同じ場所で広がってサイバーオロ対局室ではソン・テゴン9段が解説する。 

手順中継課解説感想はPCの他にスマートフォンまたはタブレットのオロ囲碁アプリで可能だ。 2局を終えれば10月22日、24日、26日に決勝2ラウンド(3~5局)が中国、上海応氏ビルディングで開く予定だ。 



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▲中盤逆転の機会が見えるとすぐに検討室のモク・ジンソクの手がせわしくなった。

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▲ウィ・ビン、ファ・スェミンに走って行って攻め合い結果を確認する。

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▲逆転の流れになるとすぐにウィ・ピンが頭をかかえた。

4年に一回ずつ開かれて‘囲碁オリンピック’と呼ばれる応氏杯で韓国はチョ・フンヒョンが9段が初代チャンピオンに上がりソ・ポンス9段(2回)、ユ・チャンヒョク9段(3回)、イ・チャンホ9段(4回)、チェ・チョルハン9段(6回)が一回ずつ優勝して合計5回優勝で大会最多優勝国の記録を保有中だ。 中国はチャン・ハオ9段(5回)とパン・ティンウィ9段(7回)が二度優勝した。 

88年創設された応氏杯は大会創始者である故応昌期先生が考案した応氏ルールを使う。 ‘填満法’とも呼ばれる応氏ルールは地でなく点で勝負をつけてコミは8点(7.5目)だ。 応氏杯の優勝賞金は単一大会では最高金額である40万ドル(韓貨約4億6000万ウォン)、準優勝賞金は10万ドルだ。

今回の大会からは制限時間が既存3時間30分から3時間に30分減って、秒読みの代わりに与えられる罰点も時間超過時20分当り2点ずつの控除(合計2回可能)に変更された。 前期大会までは制限時間を全て使えば35分当り2点の罰点が与えられ、合計3回まで時間延長(3回超過すれば時間切れ負け)が可能だった。

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▲応氏ルールは審判がきて数えを代行してくれる。

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▲対局者共に結果はすでにわかっている。

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▲タン・ウェイシンの目つきがますます薄れる。

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▲あまりにも熱かった勝負で復碁も簡単にはできなかった。

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▲パク・ジョンファンの手が何度か盤上をさ迷って、タン・ウェイシンがほとんど反応を見せないので石を片付け始めた。

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▲応氏杯決勝1ラウンドは一日休息を持って12日午前10時半から決勝2局を始める。
原文記事:CYBERORO