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[応氏杯]速報/パク・ジョンファン、逆転3点勝ち
 
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 ▲ 4年ぶりに再び立てられた決勝舞台。 優勝賞金40万ドルの主人公を決める第8回応氏杯決勝戦がパク・ジョンファン-タン・ウェイシンの韓中戦で10日午前中国北京クンルンホテル特別対局場で点火された。

第8回応氏杯決勝五番勝負第1局(8月10日、北京クンルンホテル)
○パク・ジョンファン9段(韓国) vs ●タン・ウェイシン9段(中国)

優勝賞金40万ドル(約4億5000万ウォン)に向かった最後の決戦。 韓・中間の大会五回目の決勝戦。 おりしも世界オリンピックが開かれるこの時、果たして'囲碁オリンピック'は誰が支配するだろうか。 

23才同年齢韓国のパク・ジョンファン9段と中国のタン・ウェイシン9段が繰り広げる第8回応氏杯世界プロ囲碁選手権大会決勝戦が10日中国北京のクンルンホテルに用意された特別対局室で点火された。

決勝戦は五番勝負。 三対局を先に勝つ側が優勝する。 北京では1・2局二対局を打って残りの3~5局は10月22日と24日、26日上海の応昌期囲碁基金会ビルディングで続行される予定だ。

特殊ルールで進める応氏杯は秒読みがないことが特徴。 制限時間は各自に3時間与えられて、これを全て使えば20分ごとに罰点2点を受けて2回まで延長することができる。 これさえも超過すれば時間切れ負けになる。 コミは8点(韓国式7目半)。



両側が全4点ずつの罰点を甘受しても総対局時間は7時間20分を越えない。 韓国時刻午前10時30分に始めた囲碁は夜6時50分まで続けることができる(途中昼休み1時間)。

決勝に上がるまでパク・ジョンファンは16強からホァン・ウィンスン・コ・ジェ・イ・セドルを順に破って、タン・ウェイシンは28強から結城聡・羽根直樹・キム・ジソク・ス・ウェを順に破った。 

二人の棋士全て応氏杯初優勝に挑戦する。 パク・ジョンファンは初めて出場した前期大会で準優勝を占めたことがあって、タン・ウェイシンは今回の大会が初めての出場だ。

相手戦績では今まで7回を競ってパク・ジョンファンが4勝3敗で先んじている。 ハンゲーム囲碁は対局開始からイ・ヨング9段の解説で生中継中であり、時々刻々局面の推移を速報に伝える。



11:30(30手) -ニギリの結果1局はパク・ジョンファンが白を握ることになった。パク・ジョンファンが握った白一握りの石をタン・ウェイシンが当てられず、選択権を持つパク・ジョンファンが白を握るという意思を表わした。応氏杯は韓国ルールよりコミが大きくて白番を好む棋士が多い。1局により2~4局は白黒を交代で持って、5局まで行く場合には再びニギリ。

序盤布石はパク・ジョンファンが何日か前に国内同僚棋士らと共にタン・ウェイシンの布石を研究した形態中の一つなのだがタン・ウェイシンは左上隅をすぐに付けていく積極的な手法に出てきた。 

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▲タン・ウェイシンの黒7と15が非常に積極的な手法だ。 パク・ジョンファンも16ですぐに侵入。 上辺で戦雲が漂う。

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▲時が達するように迎えた勝負所。 双方読み対決が火花を散らす。 黒1・3の手順が良く見えるという国内検討棋士の評もある。 パク・ジョンファンが6で伸びた手も良い手。

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▲難解な戦いが広がっている。 白が気楽な戦闘に見えるというイ・ヨング解説者。

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▲タン・ウェイシンは切れた三子をすがすがしく(?) 捨てた。 この折衝に対してイ・ヨング プロはパク・ジョンファンが優勢だと診断する。 つかんだ黒が若干多いが中央の黒一端が弱い石で浮いている上に白地が多いということ。

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▲左右の黒を互いに結びつければ地不足症にかかる恐れがあるのでパク・ジョンファンは遮断。  急がず厚く、厚く打っていくパク・ジョンファンだ。 白Aの攻撃が強力に見えるというイ・ヨング プロ。


13:30(71手) - 13時30分からはお昼休息。午前対局3時間の間に打たれた手は71手。タン・ウェイシンが最後の手を打ってパク・ジョンファンが打つ番で1時間の間休戦に入った。局面はパク・ジョンファンが若干でも気持ち良いというのが検討陣の衆評だ。消費時間はタン・ウェイシンが若干多く使用した。 

14:30(72手) - 1時間のお昼休息を終わらせて午後対局が開始された。7目半のコミを意識したからなのかタン・ウェイシンが引き続き実利で持ちこたえて局面は黒の実利と白の厚みで対抗した。 

現地に同行している国家代表チーム コーチ モク・ジンソク プロは"パク・ジョンファン9段が左辺攻撃で得しなければならない局面"としながら"今後大きい戦闘が行われるよりは長い囲碁で穏やかに流れる可能性が高い。 ヨセ囲碁に行く場合、コミも多くて、最近コンディションも良くてパク・ジョンファン9段が大丈夫ではないだろうかと考えられる"と話した。

一方国家代表チーム選手たちは"今からが勝負"という意見が多い。 


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▲タン・ウェイシンがずっと実利で持ちこたえるとすぐにパク・ジョンファンがこれ以上こらえられないというように刀を抜いた。 このように早い時期に捉えに行くのは多くない姿.


15:10(81手) - "終わらせなければならない場面で終わらせることができなければ逆襲にあう"という国家代表チーム監督でもあるユ・チャンヒョク プロ。捉えに行きたいという意だ。

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▲ 1で防いだ手にパク・ジョンファンが長考に陥った。 白の唯一の弱点は黒がAで渡って付ける手。 やはりそちらの弱点のために捉えに行けないと判断して6で補強した。

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▲実戦進行が良いかわからないというユ・チャンヒョク監督。 イ・ヨング プロもやはり白が少し残念という見解を表明する。 下辺にのびた黒の姿勢も非常に良いため。 "個人的にとても惜しい"と繰り返し話すユ・チャンヒョク監督だ。

 

15:30(93手) - "少し前に攻撃する時だけでも選択しろと言うなら白を持ちたいといったはずなのだが今は若干でも気にかかった感じ"というユ・チャンヒョク監督。

イ・ヨング プロも"白がよくない"と解説する。"本来は中央白が厚くて下辺黒地がほとんど出ないことだと見ていたが白が優勢だということはいえない囲碁になった"という説明を付け加える。

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▲右辺4の所は大きい手。 8まで全体的に黒は65目を上回る。 白は50目程度。 パク・ジョンファンが強く打つほかはない。

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▲弱点に仕上げては不利なパク・ジョンファン。 惑わしている。

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▲パク・ジョンファンの指先から白4の毒手のような応酬打診が出てきた。 応酬によりまだ生きていない左辺黒大石までねらうという意だ。


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▲相当な長考の後の黒1.国内検討陣が予想した最強の応酬であった。 "正確に応酬したようだ"というユ・チャンヒョク監督. 今度はパク・ジョンファンの手が急に止まった。 何かを作り出さなければならない。

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▲左辺黒は6で生きた。 もう白としては中央黒大石を捉えて巨大な得をするしかない。 左下隅を受けておく余裕はない。

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▲差し迫った形勢を語る白1.中央黒大石狩猟が最後の勝負所だ。 観戦することもシンプルになった。 さっきは形勢が悪くなかったために冒険を避けたが、もう形勢が悪いので捉えに行っている。 
 
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▲大石勝負に変わって'罰点'は無意味だった。 勝負の賭け、通じるだろうか。

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▲パク・ジョンファンにチャンスがきたようだ。 タン・ウェイシンが3の所を先に覗かなかった黒1が手順ミス. "黒大石が自体で生きる方法がない"というユ・チャンヒョク監督.

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▲ "中央黒大石はコウに行く程度"というイ・ヨング解説者. パク・ジョンファンは直ちに捉えに行かなかったし、タン・ウェイシンは生きた。 妥協した形勢は黒地が多い。 ユ・チャンヒョク監督はなぜ決行しなかったかずっと首をかしげる。

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▲逆に捉えに行くタンウェイシン.

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▲パク・ジョンファンが損害を甘受して生きる道に行っている。

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▲再び数え囲碁. 差は思ったより大きくない。 パク・ジョンファン、二度目の罰点を受けた。 タンウェイシンはまだ一度. 

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▲微細だ。 終了までまだ大きな所が多い。

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▲罰点も重要だ。 "罰点が同じならば白勝ちと見られる"というイ・ヨング解説者.

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▲イ・ヨング プロは"パク・ジョンファンが勝ったようだ"と判定する。

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▲まぶしい底力を発揮したパク・ジョンファンがついに逆転勝ちをした。 昼休みを含んで長々7時間20分に達する血戦終わりの3点勝ち(韓国式2目半勝ち)だった。 双方罰点2回ずつを受けた。
 

原文記事:HANGAME 

 
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