HANGAME
[応氏杯]パク・ジョンファン、'囲碁オリンピック'応氏杯優勝出撃

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 ▲韓国のパク・ジョンファン9段(左側)と中国のタン・ウェイシン9段が'囲碁オリンピック'と呼ばれる応氏杯優勝カップをかけて激突する。 二人の棋士は1993年生まれ同年齢だ。


第8回応氏杯決勝戦12日北京で点火
23才同年齢パク・ジョンファン-タン・ウェイシン間の五番勝負
4年ごとに開かれる優勝40万ドル最大タイトル

'囲碁オリンピック'と呼ばれる最高の優勝賞金。
韓国囲碁系譜のように続いてきた優勝者系譜。
前期大会決勝戦敗北を洗い落とす覚悟。
今年最多連勝記録がかかった一戦。

23才韓国ランキング1位パク・ジョンファン9段が応氏杯を占めなければならない理由は十分に多い。 4年ごとに開催される応氏杯は'囲碁オリンピック'と呼ばれる程タイトルの象徴性が高くて、40万ドル(約4億5000万ウォン)の優勝賞金は世界大会個人戦の中で最も多い。

また、初優勝者を排出した1989年からチョ・フンヒョン→ソ・ポンス→ユ・チャンヒョク→イ・チャンホ→チェ・チョルハン順で頂上に上がってあたかも韓国囲碁の系譜のようになった優勝者隊列にパク・ジョンファンの名前が挙がる事が全く不自然ではない。

そしてパク・ジョンファンは前期大会決勝戦の痛みを大事に保管している。 3才下の幼いパン・ティンウィに会って予想外の1勝3敗で優勝をのがし、その後スランプになった。


一つをさらに付けようとするなら今年最多連勝記録も関わっている。 パク・ジョンファンは、6月20日から現在15連勝中。 これはウォン・ソンジンが昨年12月7日から今年3月29日までおさめた15連勝とタイ記録だ。 決勝1局に勝てばこの記録を更新する。 年間連勝1位は年末の囲碁大賞で授賞する。 

地球の反対側のブラジルで世界オリンピックが開かれる間'囲碁オリンピック'応氏杯が中国北京で決勝戦を行う。 応氏杯決勝戦は五番勝負。 そのうち1局と2局を8月12日と14日北京中心街のクンルンホテル特別対局室で挙行する。 残りの3~5局は10月22日から続行する。
 
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▲初めて出場した前期大会の準優勝を越えて優勝狩猟に立ち向かうパク・ジョンファン9段。


決勝舞台に上がる二人の主人公は韓国のパク・ジョンファン9段と中国のタン・ウェイシン9段。 二人の棋士は1993年生まれ同年齢だ。 今回の大会でパク・ジョンファンは16強からホァン・ウィンスン・コ・ジェ・イ・セドルを順に破り、タン・ウェイシンは28強から結城聡・羽根直樹・キム・ジソク・ス・ウェを順に破った。

客観的な戦力比較ではパク・ジョンファンが先んじる。 相手戦績で4勝3敗でリードしている。 優勝回数でもパク・ジョンファンが17回、タン・ウェイシンが5回。 自国ランキングはパク・ジョンファンが33ヶ月連続1位を占めている事に比べてタン・ウェイシンは11位に終わっている。 中国甲級リーグ戦績もパク・ジョンファン7勝1敗、タン・ウェイシン3勝8敗。 

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ここにパク・ジョンファンは4月11日から中国棋士を相手に14連勝中だ。 一時'国内用'という汚名を聞いたりもしたが今は'中国キラー'になった。

このように色々な記録でパク・ジョンファンが上にいる。 だとしても警戒する部分は存在する。 タン・ウェイシンは典型的な'国際用'棋士。 出場機会が多くなかっただけ国内より国際戦成績がより良い。 今年本戦以上の国際戦戦績は11勝2敗で勝率85%に肉迫する。 先月には台湾のジョウ・ジュンシュンが加勢した海峡王冠争覇戦でコ・ジェとス・ウェに勝って優勝した。

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▲初出場で決勝まで跳躍したタン・ウェイシン9段。

一方パク・ジョンファンの今年国際戦戦績は16勝2敗で勝率89%に達する。 4年前応氏杯決勝戦に出る当時の20勝17敗とは明確な差だ(2012年当時中国棋士を相手に9勝11敗をおさめていた)。

独自のルールで進める応氏杯の制限時間は3時間。 3時間使用後には秒読みなしで一度に罰点2点を受けて20分ずつ最大二回まで延長することができる。 コミは8点(韓国式7目半)。 ハンゲーム囲碁は決勝1局をイ・ヨング9段、2局をチョ・ハンスン9段の解説で生中継する。
 
原文記事:HANGAME