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[三星火災杯]統合予選開幕… '無情な一日'

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 ▲星の祭典、2016三星火災杯ワールド囲碁マスターズは329人が出馬表をあげた統合予選を始め本格点火された。 写真は15日韓国棋院大会場で開かれた1回戦の様子。

2016三星火災杯統合予選開幕
329人が19枚の本戦チケット競争

世界囲碁界の二大山脈を形成している韓国と中国間の最大接線地である三星火災杯ワールド囲碁マスターズが二十一回目舞台を開いた。

その出発は統合予選。 世界各地の囲碁上手が本戦チケットを占めるために角逐戦を行う舞台だ。 15日韓国棋院から始まった今年には329人が出馬表を上げた。 部門別に少しずつ違いが生じるが329人が19枚のチケットをかけて平均17対1を上回る競争を行う。

予選を通過した19人(一般組14人、シニア組2人、女子組2人、ワールド組1人)はシードを受けた各国の看板棋士とともに32強システムの本戦レースで優勝カップを争う。 本戦は9月5日夜、京畿道(キョンギド)一山(イルサン)サムスン火災グローバルキャンパスで開幕式を持って6日から32強戦に突入する。

15日には一般組・シニア組・女子組が1回戦のテープを切った。 韓中日と台湾を除いた海外棋士の間のワールド組予選は17日に始める。

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▲ 4階本戦対局室のインターネット生中継対局。

国内唯一の姉妹プロ棋士であるキム・チェヨン・キム・タヨンが三星火災杯統合予選に初めて一緒に出撃して話題を集めたが共に敗れて残念な思いをした。 よりによって体をほぐす前に初戦からキム・チェヨンは中国女流ランキング1位ウィ・ズィンに、キム・タヨンは中国女流ランキング3位ワン・チョンシンに会って'無情な一日'になった。 国内女流ランキング1位チェ・ジョンも脱落した。

15対局で行われた韓中戦のスコアは韓国が3勝12敗を記録した。 一般組2勝7敗、シニア組1勝、女子組5敗であった。 中国は精鋭棋士が出場していて序盤ラウンドで韓国が劣勢を現わすのはあまり不思議な事ではない。 例年と違い初日に棄権者は出てこなかった。

20日まで6日間広げる統合予選は16日には一般組(A~G組)・シニア組・女子組の2回戦につながる。 2016三星火災杯の優勝賞金は3億ウォン。 自費出場のオープン戦で賞金は本戦32強から支給する。 制限時間は2時間、秒読みは1分5回だ。

■統合予選日程
・7月15日(金):一般組・シニア組・女子組1回戦
・7月16日(土):一般組(A~G組)・シニア組・女子組2回戦
・7月17日(日):一般組(H~N組) 2回戦、ワールド組1回戦
・7月18日(月):一般組・シニア組・女子組三番勝負、ワールド組2回戦
・7月19日(火):一般組・シニア組・女子組4回戦、ワールド組三番勝負
・7月20日(水):全体組予選決勝


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▲アマチュア時期だった2010年本戦に進出したことがあるミン・サンヨン(右側)。 日本の鶴田和志を相手に157手で中押し勝ちした。

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▲キム・チェヨン(左側)は中国女流ランキング1位ウィ・ズィンに183手で中押し負け。 ウィ・ズィンは前期16強メンバーだ。

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▲姉妹棋士にとっては無情な1回戦になった。 キム・タヨン(右側)は姉キム・チェヨンの女流リーグ チーム同僚でもある中国女流ランキング3位ワン・チョンシンに苦杯。

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▲放送対局で行ったまたひと勝負の対局ではホン・ミンピョ(左側)がチャン・ウェイジェに187手で中押し負け。

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▲パク・ジウン(右側)はキム・シニョンを破って中国のチャイ・ビハンに会う。

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▲チョン・テジョン(右側)は操り上げておいたシニア組2回戦で20分もかけずに対局を終わらせた。 相手はキム・ジュンヨン。

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▲アマチュア チェ・グァンホ(左側)が日本の新鋭プロ 小池芳弘に3目半勝ちをおさめた。

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▲今年1月に入段したソン・キュサン(左側)が韓中戦1勝を加えた。 相手は中国ランキング108位イェン・ジャイミン。

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▲シニア組の韓中戦。 キム・ヨンファン(右側)がパン・ジェを破った。

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▲今月2日新婚旅行から帰ってきたばかりの'新婦'キム・ヘミン(左側)が女流ランキング1位チェ・ジョンを落とした。

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▲ルイ・ナイウェイ-オ・ジョンアの女子組1回戦。 休息なしで長々5時間35分間の血戦を繰り広げて初日最長時間を記録した。 結果はルイ・ナイウェイの1目半勝ち。
 

原文記事:HANGAME