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[百霊杯]パク・ジョンファン-コ・ジェ、今年四回目の対決がなされるだろうか
 
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 ▲三回開催された世界大会で二回会うなど今年だけで3度の対決を広げた韓国ランキング1位パク・ジョンファン9段(左側)と中国ランキング1位コ・ジェ9段がまた一度の真剣勝負を行おうか。 写真は、6月1日LG杯16強でぶつかった二人の棋士。
 

第3回百霊杯世界囲碁オープン大会本戦28日開幕 
韓国21人、中国38人、日本4人、台湾1人出場

第3回百霊杯世界囲碁オープンが6月28日から本戦大会に突入する。 百霊杯は中国が2012年創設して隔年制で開催している優勝賞金180万中国元(約3億2000万ウォン)のメジャー世界大会だ。

本戦は64強システムで進行される。 8強まで単盤トーナメント、続いて準決勝戦を三番勝負で、決勝戦を五番勝負で行う。 制限時間は2時間45分、秒読みは1分5回だ。

64強には前期決勝進出者をはじめとして各国のシードとワイルドカードなど16人が直行して統合予選を経た48人が合流する。 今回の大会の統合予選には409人が参加した。

国別本戦メンバーは韓国21人、中国38人、日本4人、台湾1人だ。 韓国が中国よりかなり少ない理由は100人が出馬表を上げた統合予選で18人だけが本戦チケットを占めるのに終わったためだ。 残りの30枚のチケットは中国棋士に戻った。

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▲第3回百霊杯世界囲碁オープンが28日中国棋院大会場で64強が競う本戦に入る。 写真は前期大会本戦開幕式の姿。
 

韓国棋士はパク・ジョンファン(1)カン・ドンユン(4)ナ・ヒョン(16・以上シード)、パク・ヨンフン(3)イ・ドンフン(6)シン・ジンソ(7)ウォン・ソンジン(8)アン・ソンジュン(9)チョ・ハンスン(11)ビョン・サンイル(14)ホン・ソンジ(15)モク・ジンソク(20)アン・ククヒョン(21)カン・ユテク(25)ミン・サンヨン(27)リュ・ミンヒョン(34)イ・ホボム(39)イ・テヒョン(41)イ・ウォンヨン(44)アン・チョヨン(47)キムジヌィ(75)キム・ユンヨン(100位圏の外・以上予選通過・括弧の中は6月ランキング)。

10位圏で2位イ・セドルは参加せず、5位キム・ジソクと10位チェ・チョルハンは予選脱落した。 中国は前期優勝者でありランキング1位コ・ジェを筆頭にス・ウェ(2)チェン・ヤオイェ(6)レン・シャオ(7)タン・ウェイシン(8)古力(9)ポン・リヤオ(10)等が出場する。

28日北京、中国棋院大会場で行う64強戦を勝利すれば30日の32強戦に出て、32強戦勝者は7月2日続行する16強戦に臨む。 そして8強戦と4強戦を8月25~30日貴陽で行う。 引き続き決勝1ラウンド(1・2局)を9月20日から、2ラウンド(3局以下)を12月14日から行う。 決勝戦場所は未定だ。

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▲3月11日から14日まで中国棋院大会場で開かれた統合予選の姿。 韓国は100人が出馬表を上げたが18人だけが本戦に進出し中国は30人が進出した。
 

64強戦対戦は27日夜に挙行する開幕式の抽選で決める。 普通世界大会本戦は同一国選手間の正面対決を避けるのが原則だが、百霊杯は64強対戦を無作為で抽選する。 64強対戦は32強までそのまま引き継いで、16強からは最大限同一国選手どうしつかないように配分して再び抽選する。

韓国はこれまで二度行った大会で振るわなかった。 1回時は16人が本戦に上がった後パク・ジョンファンの8強が最高成績だった。 また、2回時は19人が本戦に上がって、パク・ジョンファンとアン・ククヒョンが4強成績を残したことがある。 中国は韓国に優勢を見せて1回時はジョウ・ルイヤンが、2回時はコ・ジェが優勝カップを上げた。

■本戦シード
・前期決勝:コ・ジェ9段(優勝)、チュ・ジュン9段(準優勝・以上中国)
・韓国(3人):パク・ジョンファン9段、カン・ドンユン9段、ナ・ヒョン6段
・中国(5人):古力9段、チェン・ヤオイェ9段、ス・ウェ9段、チャン・ウェイジェ9段、レン・シャオ7段
・日本(3人):結城聡9段、寺山怜4段、許家元3段
・台湾(1人):チョン・スウィアン9段
・ワイルドカード(2人):小林光一9段(日本)、グー・ズーハオ4段(中国)
原文記事:HANGAME 

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