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[応氏杯]パク・ジョンファン、イ・セドル2-1で破って決勝進出

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▲パク・ジョンファン9段(右側)が準決勝三番勝負でイ・セドル9段を2-1で破って'囲碁オリンピック'応氏杯決勝に上がった。
 

第8回応氏杯準決勝三番勝負第3局 
パク・ジョンファン、最終局でイ・セドルに3点勝ち

韓国ランキング1位パク・ジョンファン(23)が難敵中の難敵イ・セドル(33)を破って応氏杯決勝に上がった。 14日中国武漢万達瑞華ホテルで続行された第8回応氏杯世界プロ囲碁選手権大会準決勝三番勝負最終3局でパク・ジョンファン9段はイ・セドル9に285手で3点勝ち(韓国式で3目半勝ち)をおさめて総合成績2勝1敗で決勝進出に成功した。 

中国棋士どうし対決したもう一方勝負の準決勝ではタン・ウェイシン9段(23)がス・ウェ9段(25)を2-1で破って決勝に合流した。 応氏杯は世界大会最大の優勝賞金(40万ドル・約4億8000万ウォン)と4年ごとにオリンピックが開かれる年に開催されて'囲碁オリンピック'と呼ばれる。 


パク・ジョンファンvsタン・ウェイシン'同年齢決勝戦' 

パク・ジョンファンとタン・ウェイシンは同年齢で、相手戦績は3勝3敗できっ抗する。 世界大会でパク・ジョンファンは2011年富士通杯と2015年LG杯を、タン・ウェイシンは2013年三星火災杯を優勝したことがある。 タン・ウェイシンの中国ランキングは8位だ。

5対局3先勝制で進める決勝戦は8月に1局(10日)と2局(12日)を打って、10月に残りの対局を打つ。 韓・中国決勝戦は前期に続き2連続、大会5回目だ。 

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▲前期準優勝者パク・ジョンファン9段は2連続決勝に上がった。 応氏杯の賞金は優勝40万ドル(約4億800万ウォン)、準優勝10万ドル、4強敗者2万5000ドル。
 

黒番が負担しなければならないコミ(7目半)が大きい応氏ルールで1局をパク・ジョンファンが、2局をイ・セドルがそれぞれ白で勝利した中で迎えた最終局は再びニギリの結果イ・セドルの白番で決定された。 

右下の1次接戦では黒が多少気持ち良い流れを作った。 白は派手だったが実利が減った。 イ・セドルはそちらの折衝が気に入らなかったのか右上隅の実利を食い込んで出したが少し早い感じ。 地のバランスを成し遂げた代わりに主導権をそっと奪われた。

パク・ジョンファンが丈夫に実利を固める動きに機会をのぞいたイ・セドルから突然'オールイン作戦'が出てきた。 強力にぶつかって切って複雑にさせた後の無茶苦茶な大石狩猟に検討棋士が大きくざわめいた。 成功するならば大変痛快だが失敗するならば出血が大きくならざるをえないこのような極端な戦略はプロが最も敬遠する。



戦雲に包まれた盤上は午前対局3時間の間91手が打たれた(1局は102手、2局は106手進行)。 1時間の昼休息後から再開した午後対局はすでに妥協がなさそうだった。 つかめなければ事実上敗れる勝負。 

イ・セドルの強攻は結局無理であった。 捉えることができないと判断したように途中で機首を回したがそれこそ涙ぐましい後退であった。 正確な読みで受け返したパク・ジョンファンの打開はすっきりしていて、イ・セドルの作戦は大失敗に終わった。 その後激しく変化を求めて追撃したが逆転するには力不足だった。

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▲ 5回大会から4連続出場したイ・セドル9段は今回も優勝カップ狩猟には失敗した。


パク・ジョンファンは2連続決勝に進出した。 前期決勝ではパン・ティンウィに1-3で敗れている。 前期準優勝者が再び決勝に上がった場合、優勝する伝統もあって期待を持たせる。

何よりイ・セドルを克服した。 パク・ジョンファンは31ヶ月連続韓国ランキング1位を占めていながらもイ・セドルには劣勢を見せてきた。 イ・セドルとの通算戦績は13勝18敗で相変らず遅れをとるが今年に入っては5勝5敗で互角だ。

'AlphaGo後'大勢観がさらに広くなって読みがさらに精密になったという評を聞いたイ・セドルは宿敵古力に10連勝が詰まった事に続き、今年最大の目標にしていた応氏杯優勝挑戦が無為に帰した。 応氏杯では5回から連続出場して24強、4強、16強、4強を順に記録した。

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▲パク・ジョンファン9段と決勝戦を行うタン・ウェイシン9段。 同年齢で相手戦績も3勝3敗できっ抗する。 中国ランキングは8位。
 

チョ・フンヒョン、ソ・ポンス、ユ・チャンヒョク、イ・チャンホ、チェ・チョルハンと韓国の看板棋士が順に優勝してきた応氏杯の制限時間は3時間だ。 3時間使用後には秒読みなしで一度に罰点2点を受けて20分ずつ最大二回まで延長できて、その後には失格負けになる。


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第8回応氏杯準決勝三番勝負第3局
●パク・ジョンファン9段vs ○イ・セドル9段
結果:パク・ジョンファン、285手 3点勝ち 

イ・セドルが白42という派手な手を打ちながら変化が発生。
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黒43・45でよく対処して
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52まで互いに不満ない進行。
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66・70は結果的に下辺が攻撃されなかった石ならば緩い手。
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69・71で守って黒が地では確実な優勢。
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白は攻撃を通じて得するために74でツケて86まで黒石を取りに行く手順を作り出したが結果的に無理な方法。
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黒は87以下95まで精巧な読みで打開をしては勝負が傾いた。
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92から96まで捉えに行ったことは錯覚で敗着。
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99で下辺黒がすっきりと生きていっては事実上勝負の終わり。
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(総評:ユン・ジュンサン9段)
 
原文記事:HANGAME  

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