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[春蘭杯] "コ・ジェ、8強で会おう!"

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 ▲キム・ジソク9段(右側)が甘いイリヤ・シクシン初段に完勝して8対局中で一番先に勝利した。 双方ものすごい大きさの地で対抗した場面で相手陣営で簡単に手を出して勝負を決定した。 [写真=中国棋院]

第11回春蘭杯本戦トーナメント24強戦
キム・ジソク、パク・ヨンフン勝利、ナ・ヒョン敗北

キム・ジソクとパク・ヨンフンは無難に勝利したが期待をかけたナ・ヒョンは苦汁を舐めた。 26日中国、江蘇省泰州市で行われた第11回春蘭杯世界囲碁選手権大会1回戦(24強戦)に3人の韓国棋士が出場して2人が16強に進出した。 

八対局中で一番先にキム・ジソクが勝利した。 ランチのスプーンを置くやいなやイリヤ・シクシン(ロシア)から降書を受け取った。 141手の中押し勝ち。 まもなくしてパク・ヨンフンがチャン・ミンジュ(アメリカ)に一本勝ちをおさめた。 今度は156手中押し勝ちだった。 疑う余地がない勝利であった。

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▲パク・ヨンフンvsチャン・ミンジュ。 '階級'差が顕著に現れた対決。 パク・ヨンフンが勝利するまでには制限時間が必要なかった。


1回戦最大関心局はナ・ヒョン-ミ・ウィティンの韓中戦。 ナ・ヒョンは最近ランキングが多少落ちたが昨年だけでも7位まで上がったし国内2冠王を占めていた21才強者。 一才下のミ・ウィティンは年齢も似ていて注目を引いたが世界大会優勝経歴の中国ランキング5位ミ・ウィティンに16強チケットを渡してしまった。

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▲ミ・ウィティンvsナ・ヒョン。 相手戦績1勝1敗で会ったナ・ヒョンは左辺処理が多少不満そうで、右下の狙いも別無神通に終わってコミにかかる形勢で打たれた。


中国は6人全員勝利 

中国は超強勢を現わした。 ミ・ウィティンを筆頭にレン・シャオ、トゥ・ジャシ、タン・シャオ、グー・ズーハオ、リー・シャンハオが順に勝った。 1回戦に出場した6人全員勝利だ。 反面日本は4人全て敗れて、1人ずつ出場した台湾・アメリカ・ヨーロッパ選手も最初の関門を突き抜けることができなかった。

24強戦終了後、抽選で定めた16強戦対戦は以下のとおり。 16強シードを受けた韓国のパク・ジョンファン、カン・ドンユンをはじめとして中国のコ・ジェ、ス・ウェ、古力、ジョウ・ルイヤン、チェン・ヤオイェ、日本の河野臨が加勢する。 したがって16強戦出場者は韓国4人、中国11人、日本1人だ。 


  古力(中国)VS柁嘉熹(中国)

  柯潔(中国)VS李軒豪(中国)

  時越(中国)VS檀嘯(中国)

  周睿羊(中国)VS朴永訓(韓国)

  陳耀燁(中国)VS金志錫(韓国)

  羋昱廷(中国)VS朴廷桓(韓国)

  連笑(中国)VS姜東潤(韓国)

  辜梓豪(中国)VS河野臨(日本) 
 

中国棋士が半分以上を占めて韓国棋士は全員中国棋士に会う。 期待したコ・ジェとの対決はなされなかった。 コ・ジェがリー・シャンハオを破る場合には8強で韓国棋士のうち1人と対決する可能性が大きい。

相手戦績でパク・ジョンファンはミ・ウィティンに3勝1敗、パク・ヨンフンはジョウ・ルイヤンに2勝1敗、カン・ドンユンはレン・シャオに1勝、キム・ジソクはチェン・ヤオイェに3勝3敗を記録中だ。 16強戦は韓国時刻28日午前10時30分に始める。 制限時間は3時間、秒読みは1分5回、コミは7目半だ。

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▲ 24強戦大会場の姿。 韓国2人、中国6人が16強チケットを占めた。


各国(地域)を代表する24人が競う第11回春蘭杯の賞金は優勝15万ドル(約1億8000万ウォン)、準優勝5万ドル(約6000万ウォン)。 この外に3位3万ドル、4位1万5000ドル、8強戦敗者7000ドル、16強戦敗者4000ドル、24強戦敗者2000ドルだ。 

■ 24強戦結果
 
  羋昱廷(中国) ○-× 羅玄(韓国)

  連笑(中国) ○-× 山田規三生(日本)

  柁嘉熹(中国) ○-× 許家元(日本)

  檀嘯(中国) ○-× 一力遼(日本)

  李軒豪(中国) ○-× 村川大介(日本)

  辜梓豪(中国) ○-× 許皓鋐(中華台北)

  金志錫(韓国) ○-× イリヤ・シクシン(ロシア)

  朴永訓(韓国) ○-× 江鳴久(アメリカ) 
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム!