ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム!
イ・セドル"寝つく前に仮想練習をしている"
 
0222-in0
 ▲記者会見に参加したイ・セドル9段が絶えずあふれる記者たちの質問に答えている。
 

イ・セドル-AlphaGo、'世紀の対決'先立って記者会見 
イ・セドル9段・ハサビスCEOと質疑応答持って

"Googleディープマインド人工知能の実力がすでに相当して持続的に向上していると聞いたが少なくとも今回は勝つ自信がある。"

イ・セドル9段と人工知能AlphaGoの'Googleディープマインド チャレンジ マッチ'が光化門(クァンファムン)のフォーシーズンズホテル ソウル特別対局室で9日午後1時歴史的な対決を始める。 それに先立ち22日午後5時韓国棋院大会場で開かれた記者会見でイ・セドル9段は勝利に対する強い自信を表明した。

記者会見に先立ちユ・チャンヒョク囲碁国家代表監督は"ヨーロッパ チャンピオンとの対局以後6ヶ月の間AlphaGoの実力がどれくらい発展したのか分からないので試合結果を簡単に予測する事はできない"として"囲碁を征服した人工知能が今後どんなことができるのか期待される"と話した。

また、カイスト(KAIST)バイオおよび脳工学科チョン・ジェスン教授は"今回の対局は勝負に関係なく人工知能の歴史に新しい一ページになること"と展望した。

'世紀の対決'を眺める関心を反映するように記者会見場には国内外の記者200人余りが参加して盛況を成し遂げた。 下はイ・セドル9段、デミス・ハサビス GoogleディープマインドCEOと持つ質疑応答内容だ。

 0222-in1
▲強い自信を表明するイ・セドル9段。
 

-(イ・セドルに)対局を控えてどんな準備をしたか。少なくとも今回だけは勝つと話した意味は。
 
"準備とみるよりコンディションを引き上げるところで、今回だけは勝つと話したことはAlphaGoがアップデートされているけれど時間的な無理があるのではないだろうかと思うからだ。今後人工知能が発展するならば1、2年後、その時は分からない勝負になるのではないだろうかと考える。率直に人間との対局ではないのでそうした点は難しい。仮想でコンピュータと対局する練習をしている。 寝つく前に仮想で準備している。" 

-(イ・セドルに)AlphaGoのレベルはどの程度と見るか。
 
"今AlphaGoの棋力を見ては'先'程度で行ったり来たりしないだろうかと予想する。"

-(ハサビスに)AlphaGoの対局はどこでする事になるか。
 
"対局の間Googleクラウドが稼動する事になるだろう。実際にコンピュータがある所はアメリカだ。モニターに着手する手をアジャ・ファン(AJa Huang)という人が代わりに着手する。ディープマインドのリーダープログラムで活動するアマチュア6段だ。

 0222-in4
▲イ・セドル9段とパク・チムン韓国棋院副総裁がデミス・ハサビスCEOの答弁を聞いている。

-(ハサビスに)韓国で試合するのだが中国ルールにする理由は。また、制限時間にしたがって影響を及ぼすのだが定めた制限時間と秒読みはどんな過程を経たのか。
 
"これまで中国ルールに基づいて開発されたので短い期間で突然韓国ルールを適用して追いつくのは無理があるので互いに合意をした。制限時間も合意を通じたのだ。

-訓練をしてエラーが発生したか、弱点を見せる部分があるのか。
 
"いくつかの内容があったりするが対局が開かれる前なので言い難い。対局が終わった後に申し上げる。付け加えるならこのような理由のためでもイ・セドル9段と対局をしたかった。自分に勝つ事はこれ以上意味がない。"

-(ハサビスに)AlphaGoはどんな方法で勉強するのか簡単に説明してほしい。
 
"囲碁は場合の数があまりにも多いので無作為代入方式で処理する事は難しい。今より、より良いスーパーコンピュータが開発されるといってもそれでは充分ではない。AlphaGoは神経系を活用して可能な場合の数を減らしていく。

最初にどのように打つことが最も可能性が高いのかを提案する事で、そのような場合、探索ツリーが選ぶ。 二回目にバリューネットワークでは黒と白のうちどちら側が良いのかを判断して全体的な探索の深さを減らしていく。一例としてチェスと打つ時ディープブルーは次の手を探すために2億回探索したがAlphaGoは10万回探索する事に減らした。"

 0222-in2
▲ "今回だけは勝ちます。"

-(イ・セドルに)対局成功のためにどのように説得されたのか。
 
"率直に申し上げれば説得のようなものはなかった。自分自身がAlphaGo自体が気になり、そんなに多くの時間考えなかった。5分程度考えたのだろうか、(私を)説得する機会を与えることができなかった。"

-(イ・セドルに)今回は勝つといったが次にはどうなるかわからないのではないか。
 
"そうだ。事実今回は自信があって他の部分にあまり神経を遣わなかった。今後正しくなされた勝負が迫るならば神経を多く使って準備をたくさんしなければならないだろう。"

-(ハサビスに)チェスは対局環境も重要だが囲碁もそうではないのか。
 
"フォーシーズンズ ホテルはソウルでも優秀なホテルで、その中でも自然光が多く入ってくる部屋をとった。絶対的に静かな環境で対局を進められるように用意した。"

 0222-in3
▲記者会見を終えたイ・セドル9段とデミス・ハサビスCEOがハイタッチをしている。
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム! 



イ・セドル「アルファ碁が私に挑戦するほどの実力?」
 

イ・セドル'AlphaGoが私に挑戦するほどの実力?'
 
work-001-ksedol


歴史的な正面対決'イ・セドルvs人工知能(AlphaGo)'の対局方式が発表された。 

AlphaGoはGoogleディープマインドが作った人工知能囲碁プログラムだ。 イ・セドルVSAlphaGo対決の正式名称は'Googleディープマインド チャレンジ マッチ'に決まった。 

韓国棋院とGoogleディープマインドは22日午後5時ソウル、馬場路(マジャンノ)韓国棋院2階大会場で記者会見を行ってイ・セドル9段とAlphaGoの'Googleディープマインド チャレンジ マッチ'関連細部計画を発表した。 

ソウルとロンドンを画像リンクして進行された記者会見には韓国でイ・セドル9段と韓国棋院パク・チムン副総裁、報道陣など200人余りが参加した。 英国ディープマインド本社にはデミス・ハサビス(Demis Hassabis)GoogleディープマインドCEOと関係者などが位置した。 

記者会見はAlphaGo関連紹介と囲碁ファンおよび一般人インタビューなどオープニング ビデオ映像放映、パク・チムン副総裁挨拶の言葉、デミス・ハサビスCEOのメイン プレゼンテーション、イ・セドル9段所感発表、質問応答順で1時間ほど進行された。

韓国棋院パク・チムン副総裁は“今回の対決は人間と機械が囲碁で知能を競う舞台であるだけに全人類的関心事だ。 このような歴史的な舞台が囲碁を通じてなされるということが誇らしい。 今回だけはイ・セドル9段が勝って人間の優れた知性を見せて囲碁が持つ神秘だということを残せば良い”と話した。 

Googleディープマインド デミス・ハサビスCEOは“囲碁の美しい複雑性は優雅なほど単純な囲碁の原理から出て直観的な感じを主に使うのでコンピュータがマスターし難い”としながら“囲碁のレジェンドということができるイ・セドル9段と今回のGoogleディープマインド チャレンジ マッチが全世界的に囲碁に対する新しい関心を呼び起こすことを希望する”と話した。 

イ・セドル9段は“Googleディープマインド人工知能の実力がすでに相当して持続的に向上していると聞いたが少なくとも今回は勝つ自信がある”という臨戦所感を明らかにした。 

ユ・チャンヒョク囲碁国家代表監督は“ヨーロッパ チャンピオンとの対局以後6ヶ月の間AlphaGoの実力がどれくらい発展したのか分からないので試合結果を簡単に予測する事はできない”として“囲碁を征服した人工知能が今後どんなことができるのか期待される”と話した。

韓国棋院理事であるユ・ホンジュン明智(ミョンジ)大学校教授は“今回の対戦は人工知能の限界や人間知能の限界をテストする世紀の対決”と言い、カイスト(KAIST)バイオおよび脳工学科チョン・ジェスン教授は“今回の対局は勝負に関係なく人工知能歴史に新しい一ページになること”と展望した。

イ・セドル9段とAlphaGoは100万ドルの賞金をかけて総五回の対決を行う。

これまで知らされたように優勝賞金は100万ドルだが初めて契約当時為替レートを1ドル当り1100ウォンで固定してイ・セドル9段が勝利すれば12億ウォンではなく11億ウォンを受けることになる。

しかしイ・セドル9段は五局の対局料15万ドル(1億 6500万ウォン)と1対局当たり勝利手当て2万ドルが別に策定されていて5勝をおさめた場合、10万ドル(1億 1000万ウォン)の勝利手当てをさらに取りまとめることができるようになった。

もし、イ・セドル9段が5戦全勝をおさめれば最大13億 7500万ウォンの賞金を握ることになる。

AlphaGoが勝利すれば賞金をユニセフ(UNICEF)とSTEM(科学・技術・工学および数学)教育および囲碁関連団体に寄付する計画だ。

‘Googleディープマインド チャレンジ マッチ’の五対局は以前に発表されたように3月9日午後1時1局を始め10日2局、12日3局、13日4局、15日5局が皆フォーシーズンズホテル ソウル特別対局室で午後1時開かれる。

制限時間は各自2時間に1分秒読み3回ずつであり中国ルールを採択してコミは3 3/4差(7目半)が与えられる。 中国ルールを対局方式で採択したことはAlphaGoが中国流ルールに基づいて開発されたためだ。

すべての対局はユーチューブを通じて全世界に生中継されて囲碁TVとサイバーオロも生中継する。 

グーグルが2014年買収した人工知能(AI、Artificial Intelligence)分野企業のGoogleディープマインド(Google DeepMind)は去る1月28日科学技術紙ネイチャー(Nature)に掲載された論文を通じて最初にプロ囲碁選手との対局で互先に勝利したコンピュータ プログラムである‘AlphaGo’を最初に公開した。 ‘AlphaGo’という最先端ツリー探索と二人の深層神経網を結合して人と似た方式で囲碁試合を繰り広げると分かった。 

イ・セドル9段とデミス・ハサビス(Demis Hassabis)GoogleディープマインドCEOが対局場所、時間、対局ルール、生中継方式など対局進行と関連した詳細内容を知らせて記者たちとの質疑応答時間を持った。 記者会見はソウル韓国棋院とロンドンを画像リンクして進めた。 

韓国語メイン解説はグランドスラムを達成したことがあって現囲碁国家代表チーム監督であるユ・チャンヒョク9段をはじめとして、キム・ソンリョン9段、ソン・テゴン9段、イ・ヒョンオク8段が次々と担当する。 一方英語解説はマイケル・レドモンド日本棋院9段が担当する予定だ。 

■イ・セドルvsAlphaGo(人工知能)対局日程 
1局:3月9日(水)
2局:3月10日(木)
3局:3月12日(土)
4局:3月13日(日)
5局:3月15日(火)
※ 3月11日、14日は休息日 

[521237]capt-002-012901

▲AlphaGoが次の着手を分析する方式[ネイチャー]


※Googleディープマインド 
ディープマインドは2014年1月グーグルが4億ドルで買収した人工知能(AI、Artificial Inteligence)分野企業だ。 英国、ロンドンに本社を打ったディープマインドは業界最高のエンジニア、科学者、研究員を保有している。 これらはマシンランニングとシステム神経科学(system neuroscience)分野の技術を活用して強力な汎用学習アルゴリズムを構築している。 

※人工知能AlphaGoの特徴 
すべての可能な位置に探索ツリー(search tree)を構成する伝統的方式の人工知能は囲碁だけは光を放つことができなかった。 それでディープマインドは他の処理方式を取った。 'AlphaGo(AlphaGo)'というシステムを構築したが、これは高級ツリー探索と深層神経網(deep neural networks)を結合したのだ。 
この神経網は数百万個の神経細胞のような連結の輪を含む12個のプロセス レイヤーを通じて碁盤を分析する。 'policy networks'と呼ぶ一つの神経網が次に石を打つ位置を選択する。 'value networks'と呼ぶまた違う神経網は勝者を予測する。  
 
原文記事:イ・セドル「アルファ碁が私に挑戦するほどの実力?」 

月刊碁ワールド 2016年 03 月号 [雑誌]

日本棋院 2016-02-20
売り上げランキング :
by ヨメレバ
NHKテキスト 囲碁講座 2016年 03 月号 [雑誌]

NHK出版 2016-02-16
売り上げランキング :
by ヨメレバ
nature [Japan] January 28, 2016 Vol. 529 No. 7587 (単号)

ネイチャー・ジャパン 2016-02-05
売り上げランキング : 84055
by ヨメレバ

タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM 

速報/制限時間2時間、コミは7目半中国ルール!
イ・セドルvsAlphaGo100万ドル対決詳しい内容発表

 184326main77
▲イ・セドルが所感を話す場面。GoogleディープマインドのCEOデミス・ハサビス(左側モニター画面)が画像に連結された画面を介してイ・セドルを見ている。 
 

'歴史的な対決'が来る3月9日午後1時に初めて火ぶたを切る。

人間代表イ・セドルと歴代最強の囲碁プログラム AlphaGoが100万ドルをかけて正面対立する'Googleディープマインド チャレンジ マッチ'第1局が来る3月9日午後1時にソウル、光化門(クァンファムン)フォーシーズンズホテル特別対局室で開かれる。

韓国棋院とGoogleディープマインドは22日午後5時ソウル、城東区(ソンドング)、馬場路(マジャンノ)韓国棋院2階大会場で記者会見を行ってイ・セドルとAlphaGoのGoogleディープマインド チャレンジ マッチ関連細部計画を発表した。

ソウルとロンドンを画像で連結して進行された記者会見には韓国はイ・セドルと韓国棋院パク・チムン副総裁をはじめとして囲碁歴史上最大である200人余りの報道陣が参加した。

英国ディープマインド本社にはデミス・ハサビス GoogleディープマインドCEOと関係者などが位置した。

記者会見はAlphaGo関連紹介とオープニング ビデオ映像放映、パク・チムン副総裁挨拶の言葉、デミス・ハサビスCEOのメイン プレゼンテーション、イ・セドルの所感発表、質問応答順で1時間10分の間進行された。

韓国棋院パク・チムン副総裁は"今回の対決は人間と機械が知能を競う初めての舞台であるだけに全人類の関心が集中している。 このような歴史的な舞台が囲碁を通じて、そして韓国のイ・セドルによってなされるということが誇らしい。 今回だけはイ・セドルが勝って人間の優れた知性を見せて囲碁が持つ神秘を守れば良い"と話した。

Googleディープマインド デミス・ハサビスCEOは"囲碁の美しい複雑性は優雅なほど単純な囲碁の原理から出て、直観が主に使用されるのでコンピュータがマスターし難い。 囲碁の伝説ということができるイ・セドルと繰り広げる今回のGoogleディープマインド チャレンジ マッチが全世界的に囲碁に対する新しい関心を呼び起こすことを希望する"という所感を伝えた。

イ・セドルは"約10ヶ月前樊麾と競った棋譜に基づいて分析するならば、AlphaGoの水準がまだ私と勝負を競う段階ではない。 今回の対決は3-2程度の勝負でなく、4-1か5-0で見る対決"という臨戦所感を明らかにした。


 184458two
▲ "勝負は4-1か、5-0になる!"(イ・セドル) 
原文記事:タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM 

関連リンク:【囲碁】イ・セドルvsアルファ碁、「Googleのディープマインドチャレンジマッチ」の記者会見開いて:ネイバーブログ 



関連記事

おすすめ記事セレクション