自ら囲碁を悟った人工知能'AlphaGo' -2-

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▲ ※写真はAlphaGoとは関係ありません。


史上初めて19路盤で互先でプロ棋士(樊麾2段)に勝った人工知能'アルファ碁(AlphaGo)'が発表された1月28日以来、全世界の揺れは相変わらずだ。 囲碁を知っている人と科学技術従事者の関心事にとどまらない。 全世界に人工知能‘AlphaGo’とイ・セドルの対決の話がみなぎる。 

アメリカのニューヨークタイムズは関連主題で科学者の討論が誌面を満たす。 英国のガーディアンはAlphaGoを開発したグーグル ディープマインドのCEOデミス・ハサビスのインタビューを大きな割合で掲載した。 中国の有力サイトやドットコムは最初からAlphaGo特集を用意して着実に全世界関連記事をアップデートしている。 

ヨーロッパで活動している中国プロ棋士樊麾2段を5-0で制圧したAlphaGoは近づく3月9日~15日ソウルで超一流棋士イ・セドル9段に挑戦する。 



アメリカの有名コミュニティ サイト'REDDIT'で、日本の'2ちゃんねる'で、サイバーオロをはじめとする韓国の囲碁サイトらとCLIEN、DCインサイドのようなコミュニティでプロ水準に到達した人工知能の出現の意味を置いて激しい討論が広がっている。 

アメリカLAで囲碁を普及させているキム・ミョンワン9段とオーストラリアで囲碁を普及させているアン・ヨンギル6段もグーグル ディープマインドの発表が出てきた時AlphaGoの対局内容を分析して映像を作ってYouTubeに掲載した。 キム・ミョンワン9段は年末年始を熱い雰囲気にしたイ・セドルvsコ・ジェの棋譜分析映像を前に上げたことがあったが、その時よりAlphaGo分析映像の照会数がさらに多いとして驚いた。 

 

▲色々な分野で人工知能のレベルは相当になった。メッシのシュートをてきぱき防ぐ人工知能ロボット。 



▲プロゴルファーも一生で1回もするのは難しいというホールインワンを人工知能ロボットがやり遂げた。 

 

▲アメリカで囲碁普及に努めているキム・ミョンワン9段のAlphaGo-樊麾対局分析(YouTube)。



AlphaGoの棋譜を見たプロ棋士の反応は概して似ていた。 

‘人工知能としてはすごい。 だが、イ・セドル9段に挑戦するには勝算は大変少ない’ 

棋譜を見たパク・ヨンフン9段とチェ・チョルハン9段は2子以下の手合割で見た。 モク・ジンソク9段は定先~2子間で見た。 

時間が流れてチェ・チョルハン9段は2子の手合割でなく定先の手合割であるようだと判断を変えた。 もう少し調べて最初に聞いた考えよりはAlphaGoの棋力が優れると感じたということだ。

キム・ジソク9段はAlphaGoは決して軽く見る相手ではないとの意見を表わした。 カン・ドンユン9段もやはり2月初め世界大会LG杯で優勝した直後“皆イ・セドル9段が当然AlphaGoに勝つと思って、簡単に100万ドルを取りまとめることになったようだと話すが、私がイ・セドル9段ならば自信ない。 樊麾2段との対局でAlphaGoは自身がどれくらい強いのかを十分に見せたと考える。”と明らかにした。

AlphaGoと対局した樊麾との五対局の棋譜(2015年10月バージョン)、そしてその他にもインターネットで探したAlphaGoの実戦棋譜3枚(2015年年末バージョン)をさらに入手したイ・セドルは“AlphaGoは私に定先から2子の手合割の間と見える。 定先ならば私の勝算が高くて、2子ならばAlphaGoの勝算が高い。”と話した。 


AlphaGoは学習して進歩する。 2016年2月中旬に入り込んだ今は2015年10月バージョンの実力とは全く違っているだろう。 どの程度か気になる。

サイバーオロ集中照明で話題の棋譜を厳選して解説しているオロID‘るろうに剣心’ 7段★に2月17日に会った。 るろうに剣心はとても忙しい。 彼に忙しい時間を少しだけとお願いして韓国棋院近所で会った。 AlphaGoの実力に対して今一度話してみたかったからだ。 

率直に記者は1月28日ベールを脱いだAlphaGoの棋譜を見て少し失望した。 非常に用心深くて‘つまらない’囲碁だった。 人間とすれば棋才が光る手も見られなかった。 記者の実力が低いからであることもあるだろうが。

ところが当時るろうに剣心の反応も特に違わなかった。 丈夫に打って相手が弱点を見せれば懲らしめる囲碁。 しかしプロの洗練美にははるかに至らない…とるろうに剣心は自身の感じをいったことがある。

この日もるろうに剣心は誠実に棋譜を見ていた。 ちょっときまり悪かった。 見るほどの価値もない‘下手’な囲碁を忙しいるろうに剣心に二度三度時間を奪って見ろというようだった。 

“ちょっと待ってください!”

るろうに剣心は別れようとする私を止めて言った。 

“なぜですか?”(記者)

“少しの間だけ待ってください、ちょっと読んでみますね。”
 
4局、樊麾が石をおさめる直前状況場面をるろうに剣心は穴があくほど見た。 

“すごいですよ~! 高度な読みです。”
 
と言ってるろうに剣心は“1月28日もそして昨日も棋譜を報告するには大したことではないと思ったが、今、意味が分かりましたね。 うっかりするところでした。”といった。 

るろうに剣心がAlphaGoに対した称賛の中で最も大きい称賛だった。 


下の変化が問題の場面だ。 

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▲AlphaGovs樊麾第4局。 樊麾(白)が非常に不利な形勢だ。 AlphaGoの黒▲に打った後樊麾が白1に打ってAlphaGoが黒4子をあきらめるのを待つ。 変化は後で出てくる。


時間は流れて…

記者はるろうに剣心が指摘した変化を印刷して韓国棋院に行った。 AlphaGoの棋譜という事実を隠したままパク・ヨンフン9段に見せた。 パク・ヨンフンは“少しの間、読んでみる。”といった。 

それを韓国棋院4階廊下を歩いていたユ・チャンヒョク国家代表チーム監督も歩みを止めて一緒に変化を読んだ。 パク・ヨンフンはやがて答を捜し出した。 記者はこれがAlphaGoの実戦であることを明らかにした。 

パク・ヨンフンは“一般のアマチュアは読みにくい変化だと思います。 アマチュア高段者からプロ棋士は気づかなければならないでしょう。 プロ棋士だったらできるならこの付近に何か手段があると考えて読んでみるでしょう。 だが、AlphaGoがこういう事を読むとはすごいですね。”といった。 

ユ・チャンヒョク監督は“こういうのをひと目で読むことができるならば本当にすごいですね。”と話して“AlphaGoの残りの棋譜もまた見たいですね。”と話した。 

韓国棋院階段で会ったソ・ポンス9段は記者を見ていて何をそんなに見ているかと尋ねる。  ソ・ポンス9段は棋譜を持ち上げると顔色が若干紅潮した。 

彼は“機械が人間を支配する日が遠くないですね。”というと“(人工知能が) 何子か置かなければならない水準だと思ったが全くそうではありませんね”としながら力強く笑った。 

ソ・ポンス9段は以後コンピュータでAlphaGoの他の棋譜をさらに見た。 

アン・ソンジュン6段はAlphaGoの仕上げ手順に少しの物足りなさを表示した。 もちろんずっとAlphaGoが優勢だが少しでも反発の余地を与えたくないということだ。 

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▲樊麾が白1でのびた。 黒2で渡ろうとすれば3で挟むという意味だ。 以下5まで黒が捕えられる。 白1が作用した。

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▲黒4子が死んだと判断するならば白2に黒3で打って終わらせる程度に留まる。

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▲黒1がAlphaGoの策略。 隅に押し潰しを作って右辺変化を助けるということで出てきた発想だ。

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▲実戦で樊麾が白2で遮断しAlphaGoは黒3に打って白4と交換した後黒5に打った。 かくして黒4子は生きることになった。 パク・ヨンフンは黒1の上の所に切らないですぐに黒5で付けた手順も正確だと話した。

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▲AlphaGoがなぜ隅に工作をしておいたのだろうか。 もし黒5の渡りに白6で刺せば黒は7で切る。 白が8で捉えるほかはない時、黒は9で6をとらえる。 今は黒の工作が効果を上げて白 Aの手段が成立しない。

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▲以後実戦を見れば、白1に黒2で切った。 これで樊麾が石をおさめる。 事実この付近と関係なく全体形勢はAlphaGoが有利だった。

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▲アン・ソンジュンは最後の手順に関して少し物足りなさを現わした。 実戦のように白1に黒2で切ったことはA~C順序で白にコウをかける余地を残すということだ。

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▲ 白1に黒2で打ったら完ぺきだったとアン・ソンジュンは話した。


話が出てきたついでにAlphaGoの手並みがどの程度なのか昨年10月バージョンの棋譜を上げてみる。 すでにすべて調べられたが、関心がある方々は続きを読んでいかれてもかまわない。 

■AlphaGoの実戦対局(2015年10月バージョン) 

* 制限時間1時間、秒読み30秒3回コミ7目半 

[1局] 2015-10-05 ○AlphaGo(人工知能) ●樊麾2段白2目半勝ち


棋譜再生
 


[2局] 2015-10-06 ●AlphaGo(人工知能) ○樊麾2段黒中押し勝ち


棋譜再生
 


[3局] 2015-10-07●樊麾2段○AlphaGo(人工知能)白中押し勝ち


棋譜再生
 


[4局] 2015-10-08 ●AlphaGo(人工知能) ○樊麾2段黒中押し勝ち


棋譜再生
 


[5局] 2015-10-09 ○AlphaGo(人工知能) ●樊麾2段白中押し勝ち


棋譜再生



AlphaGoの動き:やわらかくて安定的 

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▲樊麾が黒1に伸びてAlphaGoが白2に走った。 形態を整備する良い動きの感覚だ。

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▲もし黒1に白2で防いだとすれば黒3で切れて支離滅裂になる。



AlphaGoの応酬打診:戦略的 

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▲AlphaGoが中央を重視しなければならない場面。 AlphaGoが白▲で黒の短所を覗いて見た。 どんな意味であろうか。

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▲黒2で受けてほしいという注文だ。

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▲それでは白1で黒2に繋げばどうだろうか。 これは左上方面黒陣営がうすくなって活用される可能性が大きくなる。 そうなるとAlphaGoがポイントを上げることになるわけだ。

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▲実戦で樊麾が黒2で反発した。 AlphaGoはこれを予測したようだ。 白3で受けて黒4と交換した後以下白7まで中央を封じ込める事に成功する。 AlphaGoが応酬打診した後、結局成功を収める場面だ。


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▲応酬打診をしないでそのまま白1にすればAのようなところに弱点が残る。


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▲また、黒2、4で切っても白が苦しくなる。 AlphaGoが応酬打診をしたのはこのような変化を読んだためだ。



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▲また他の場面。 
AlphaGoは左上黒陣営をそのままにしておきたくなかったようだ。


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▲AlphaGoが白1、3に動く。 黒も応酬が普通難しくない。


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▲AlphaGoは以下6まで成功を収める。 手順をどのように作っていくのか漠然になる場面なのだが自らの戦法を駆使した。



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▲また他の場面。 
右上辺黒はまだ生きていない。 一手さらに補強が必要だ。 そのまま平凡に補強しても叱る人はいないようだ。 ところがAlphaGoはちょっと風変わりな考え。


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▲AlphaGoは黒1で付けた。 白が遮断すればそれ自体で損害なのだが。。。 首をかしげる場面だ。

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▲見せ掛けの形であろうか? もしも白2でハネたりすればまともにひっかかる。 黒3、5の連携で黒が先手で生きる。 このようになれば良いがプロはひっかからない。

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▲実戦で樊麾が当然であるように白1で遮断しAlphaGoは黒2で覗いて見た後、黒4で白一子を取り出して上辺を生かした。 右上損害はどうして良いか。。。

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▲以後樊麾が白1で打つとすぐにAlphaGoは黒2に陥って樊麾に応酬を強要する。 樊麾が白3で受けた。 このようになってみるので実際黒に損害でもない。 いや、少しは気まずい右辺黒に手入れが出来た意味もあって確実な手段と見えることさえする。

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▲少し不気味な話ではあるが上辺白は完全に生きているのではなかった。当面の話ではないがAは白の死活を狙う急所になり得る所。右上は後で黒4に打ってコウにすることもある。白5で黒6。



AlphaGoの定石運用:手順間違いなど問題点表わして 

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▲難解なことで名が知られた大型定石、雪崩定石が右上隅から出ている。 AlphaGoが黒。 白1の時Aで守らなければならないがAlphaGoは黒2に打つ。 黒2がない手ではないが今の状況では誤った手だ。

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▲本来定石は白1には黒2で守ること。 以下白5までを予想してみることができる。 互角。

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▲黒には7で辺側を防ぐ喜びが残っている。 先手で、白に手入れを強要するができる。 しかし黒Aと白Bの交換があらかじめなっているならば先手にならない。 悪手交換である。 AlphaGoが間違って打ったとのことがこのような意だ。 このような変化を予測できなかったり定石を間違って理解したことだと推測するができる。 カン・ドンユンは"AlphaGoがどうして定石変化で仕損じるのかいぶかしい"と話したことがある。 

他の側面で考えればAlphaGoが定石を自身が理解した通り運用しようとするという点が分かる。

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▲実戦で樊麾が白1で押した時黒2に飛んだのも問題だ。 白5にあって黒6に繋ぐほかはないのが骨に凍みるほど痛い。 白は隅で得した。 また、遠い将来の話ではあるが右辺黒は封鎖された後集中されれば生きることができない。

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▲ 白1で押す時正しくは黒2に打つことだ。 白は先手を捉えるために白5で引き込まなければならなくて代わりに黒は6で白一子を捉えて完全に生き形を備える。

このように相互間一つの分かれが完成される。 ところがこれは定石なのでそのまま使ってもそれだけだったはずなのだが、AlphaGoはこの変化に対する判断を間違ったのか? 

どうであれAlphaGoがイ・セドルとの対決でもこのような失敗を繰り返すならば水っぽくなる公算が大きい。
 


AlphaGoの死活能力:疑問視 


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▲樊麾が白。 隅に攻め込んで危機を迎える。 次の一手で樊麾の石は全て捕えられることができる。 ところで-

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▲AlphaGoはむなしい無駄な手を飛ばす。 黒1。樊麾が白2で生きて安堵のため息をつく。

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▲黒3は遅かった。 白4、6の手順で白は完全に生きだ。

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▲黒1でハネたら簡単に捉えることができた。

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▲ 白2に黒3で問題ない。 こういう簡単な死活ができないというのは深刻な問題だ。 3月バージョンではどれくらい改善されているかが気になる。

 


AlphaGoの削減能力:良好 

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▲ 白(樊麾)の中央が大きくなろうとしている。 成り行き次第では白地を強くする事になる。 AlphaGoの削減策は?

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▲AlphaGoの黒1から3までが素敵な感覚。

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▲形勢が良くない樊麾が白1で切っていった。 以下7まで黒は本体と連絡が切れた。

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▲AlphaGoは黒8でリズムを求める。 良い手だ。 人工知能がリズムを求めるとは。。。 ^^;;

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▲例えば白Aにしておくと黒Bの2段バネで白の姿勢が崩れる。

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▲そんなことはないが白3のように断絶でもするなら黒4~6まで回して打って白は壊滅する。 白Aに繋げば黒BでのびてそれからCとDを見合いにして中央白を捉える。

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▲実戦で樊麾が白1に打った。 AlphaGoは黒2で白大石の連絡を切った後、黒6、8と同じ急所で白を屈服させて黒10に達して右中央白大石11子を捕獲した。



AlphaGoの攻撃力:立派 

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▲中央戦で力比べが始まった。 樊麾がAの短所をそれとなく威嚇して黒1に打ったがAlphaGoが自身の弱点を守るどころか白2に行く。 果敢な攻撃だ。

黒3に白4でさらに大胆に攻撃する。 白4も立派な攻撃の感覚だ。


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▲守勢に追い込まれた樊麾。 黒1~7まではあたふたに近い。 AlphaGoが白8に飛ぶとすぐに樊麾が二箇所が弱い石の境遇。


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▲なので樊麾が黒1に力強く伸びたいがそのような余裕がない。 白がBのアタリの味があり黒Aの切りが消えるため。
 


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▲止む得なく樊麾が黒1で捉えるほかはなかったがAlphaGoが白2でアタリを打った後4に打った。 事実上ここで勝負が終わった。



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▲また他の場面。 
少し前AlphaGoの大胆な攻撃を見られたのだが今度は水が流れるような自然な攻撃を見る事ができる。 AlphaGoが白一子に対する攻撃を始めようとする。


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▲実戦だ。 黒1で付けて白を重くさせて黒3で二間はさみ打ちするのは自然な感覚。


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▲以下黒8までAlphaGoは自然な攻撃を継続する。


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▲樊麾がヨーロッパのアマチュアを相手に永らく置き碁をたくさん打ったのではないかと思う。 白2がそれを現わす。 互先では無理だ。 アン・ソンジュン6段は、白2ではA程度に逃げなければならないと話す。


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▲AlphaGoの攻撃はわかりやすくて無理がない。 以下黒10までリズミカルな攻撃だ。 AlphaGoが樊麾の無理を懲らしめて分かりやすく主導権をつかんだ。




AlphaGoの決定力:ぴかいち 

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▲この図は一瞬見ては真価が分かり難いこともある。 上辺や右下に関心を持って生ぬるい態度に出やすいが、むだな考えはせずAlphaGoが下辺2に打ったのがタイムリーな侵攻だ。



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▲ 4局の最後の瞬間。 AlphaGoが長くすることなく勝負を決定する場面。 樊麾が白▲で打った時点でAlphaGoは黒1~7の手順で白を制圧した。 この変化は最初の図で詳しく調べてみた。



AlphaGoのコウ能力:損コウ材は使わなくて 

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▲ 1局~5局までコウが一回出てくる。 この図だ。 それでAlphaGoが本当にコウが上手なのかどうか分からないがこの場面だけ今後を見ればかなりよい手並みを見せるという点を知ることが出来る。

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▲AlphaGo(白)はコウにしなくても有利な形勢なのだがどうせコウ材が多いとみてコウを仕掛けていくようだ。 黒1~4。コウ材をどのように使うのか留意してみよう。

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▲ 白2でコウ材を使う技術は'族譜'に出てくる。 もちろん立派だ。

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▲ 白1も良いコウ材だ。 損害ない。

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▲左上白1も良いコウ材。 このようにコウ材を使うと黒が受ければコウ材がいくつかさらにできる。 樊麾がこれ以上持ちこたえる事ができなくて黒2で解消した。 白は3で黒4子を捉えて相手に反撃の余地を与えず形勢を有利に導いた。
原文記事:自ら囲碁を悟った人工知能'AlphaGo' -2- 

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