勝負する‘囲碁の伝説’誰が笑うだろうか

htm_2016012114423333296

1990年代韓国囲碁は真にすごかった。 チョ・フンヒョン9段が89年第1回応氏杯で優勝したのを基点に辺境国に過ぎなかった韓国囲碁は派手に花が咲き始めた。

以後綺羅星のような英雄が韓国囲碁に大挙登場した。チョ・フンヒョン(63)・ソ・ポンス(63)・ユ・チャンヒョク(50)・イ・チャンホ(41)の‘四天王’時代が開かれたのだ。

 先に韓国囲碁黄金期の火ぶたを切ったチョ・フンヒョン9段は80年代から90年代初期まですべての棋戦を一人占めして‘囲碁皇帝’として君臨した。これに対し対抗した‘地元の勝負師’ソ・ポンス9段は粘り強い生命力と勝負師気質でチョ9段の独走を牽制した。

チョ・ソ・ツートップ時代をすぎては世界最高の攻撃手に通じる‘イルジメ’ユ・チャンヒョク9段が登場した。ここにチョ・フンヒョン9段の弟子であるイ・チャンホ9段が師匠を破って第一人者に浮び上がって韓国囲碁は一帯復興の歴史を書くことになる。

ここに趙治勲(60) 9段も欠かせない。 日本に留学に出た趙治勲9段が日本囲碁まで制覇して韓国囲碁の威勢が全世界を合わせることになったのだ。

 その五人のレジェンドが一ヶ所に集まる。23日から来月14日まで開かれる‘2016電子ランド杯韓国囲碁伝説’で。電子ランドが後援して韓国棋院が主催するこの大会で五人はフルリーグで優勝者を決める。

制限時間は各自1時間に1分秒読み1回ずつ与えられる。 優勝賞金は5000万ウォン、準優勝賞金は2000万ウォンだ。 3~5位はそれぞれ1200万ウォン、800万ウォン、600万ウォンを受ける。 同率の場合は勝者勝、3人以上同率が出てくる場合には共同順位で賞金を同じように分配する。

 伝説的対局の勝者は誰であろうか。 強力な優勝候補ではイ・チャンホ9段が挙げられる。 ひとまず40代で年齢が最も幼い。 相手戦績も大きく先んじている。

イ9段はチョ・フンヒョン9段を相手に191勝119敗、ソ・ポンス9段に51勝17敗、ユ・チャンヒョク9段に95勝47敗、趙治勲9段には10勝1敗を記録している。

チェ・チョルハン9段は“イ・チャンホ9段が他のプロ棋士よりかなり若くてまだ現役で走っているので優勝の可能性が大きい”と展望した。

 だが、勝負は蓋を開けてみなければ分からない。 大会ごとにコンディションや勢いにより勝敗が大きく交錯することができる。

ソ・ポンス9段は“2006年歴代国手招待戦で私が優勝したように今回も運が従うならば十分に優勝することができると考える”として“すべての大会と同じように今回の大会も優勝を目標に最善を尽くして対局するだろう”と話した。

 勝敗を離れて今回の大会は囲碁ファンたちに良い思い出をプレゼントすると予想される。 すべての対局は韓国棋院が運営する囲碁TVで生中継される。 JTBCでも30日から来月20日まで毎週土曜日午前7時30分に特集放送される。

チョン・アラム棋士aa@joongang.co.kr
原文記事:勝負する‘囲碁の伝説’誰が笑うだろうか 

関連記事

おすすめ記事セレクション
お知らせコーナー

囲碁4コマ漫画「クロセンシロシ」Kindle版販売中!

クロセンシロシ[Kindle版]

nitro15 2015-12-10
売り上げランキング :
by ヨメレバ


LINE囲碁スタンプ販売中!
250