地だけ数える韓国、地+碁石数える中国...数えルールが違う

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去る5日夢百合杯決勝最終局でイ・セドル9段がコ・ジェ9段に半目差で負けて中国式の数え方に対する関心が大きくなった。韓中は数え方式など一部囲碁規定で差がある。中国が主催した夢百合杯では中国のルールにより進行された。[写真韓国棋院]

 

5日午後5時頃韓国囲碁ファンたちに急報が伝えられた。 イ・セドル9段が中国、江蘇省如皋市で開かれた第2回MLILY夢百合杯世界囲碁オープン決勝五番勝負最終局で柯潔9段に白半目負けしたのだ。 この日の敗北でイ9段は総合成績2勝3敗でコ・ジェに優勝トロフィーを譲り渡した。

 今回の決勝戦は韓中最強者の対決で開始前から話題であった。対局戦コ・ジェが“私が勝つ確率は95%”と話してイ・セドルを挑発したのも興行追求に一役買った。決勝戦は第4局まで2対2でするどく対抗して緊張感を高めさせた。最後まで格差が微小だった最終局では韓中の数え方式が議論になった。

韓国ルールのとおり碁を打てばイ・セドル9段の半目勝ちの状況でコ・ジェ9段が中国ルールにより駄目を埋めて半コウを持ちこたえるとすぐにコウ材が不足したイ9段がかえって半目負けてしまった。韓国と違い中国では駄目も地になるのででてきた結果だ。今回の対局をきっかけに韓中囲碁の差を調べてみた。

  
分厚い韓国碁石(左側)と平たい中国碁石
写真は分厚い韓国碁石(左側)と平たい中国碁石. [写真韓国棋院]

 
 1.碁石=韓国と中国は碁石から違う。

韓国碁石は横に広い楕円形で上下区分がない。だが、中国碁石は韓国碁石より薄くて平たい。また、上は丸くて下は平たく広くて状況によって使われ方が違う。対局する時は平たく広い側を碁盤につくように置くが、復碁する時は丸い面を碁盤につくように置く。 復碁する時は色々な手を早く置くので碁石を動かしやすくするためだ。

 2.コミ=コミは簡単に話せば‘ハンディキャップ(handi cap)’だ。

碁盤は空間が制限されているので当然先に置く黒が有利だ。このような白黒間不均衡を防ぐために数える時、白にいくつか多くやることがコミだ。韓国ではコミが6目半であることと違い中国はコミが7目半だ。 おもしろい事実はコミが違えば囲碁内容も変わるという点だ。 中国では黒のハンディキャップがより大きいので黒を捉えればもう少し攻撃的に碁を打つ傾向がある。

 3.地=地の概念も韓中違う。

囲碁を戦争だとしよう。韓国は地を問い詰める時、領土と捕虜が重要だ。中国囲碁は違う。領土と生存兵士(碁盤の上に置かれた石)が重要なだけで捕虜は意味がない。したがって中国囲碁は最後まで石一つでもさらに碁盤の上にのせることが重要だ。 韓国では何の意味もない駄目を埋める事が中国では重要なヨセである理由だ。

 4.数え=地の概念が違うので数え方も違う。

韓国は囲碁が終われば先にアゲハマで相手の地を埋める。その次に10目単位で地をきちんと整理して地差を比較する。だが、中国はひとまず地を数えた後、碁盤をもう一度整理して10個単位で碁石の個数を数える。また、中国囲碁は審判が数えをする。 韓国では棋士が囲碁を終わらせて直接数えるのと違う点だ。

 5.着手禁止=囲碁には一定の場所に着手(石を置くこと)を禁じる規定がある。

例えば一手を置いて駄目が全て埋められる場所には石を置いてはいけない。万一、そちらに着手すれば相手はそのまま取り出すべきなのだが、これはかわるがわる碁を打つ原則に外れるためだ。韓国ではこのような場所に石を置けばすぐに反則負けだ。 しかし中国ではすぐに反則負けの処理をしないで警告1回と1(韓国の2目)の罰点を賦課する。 警告が二回積もれば失格処理される。

 

  国ごとに異なる囲碁規定は国際大会で混乱を呼び起こす。 まれに対局結果に差が出てきたりもする。 それでも現在は大会主催国の規定に従うことで整理されている状況だ。

イ・チャンホ9段は“中国ルールは合理的だがとても複雑で私も正しく知り難い”として“国間合意を通じて囲碁規定を一つに統一することが望ましい”と話した。

ソ・ポンス9段もやはり“囲碁がアジアを越えて国際的に対局を広げるためには単一な規定がなければならない”として“短期間に容易ではないが囲碁の未来のために悩まなければならない問題”といった。

チョン・アラム棋士aa@joongang.co.kr
原文記事:地だけ数える韓国、地+碁石数える中国...数えルールが違う 



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