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観戦記/イセドルvsコ・ジェ最終戦集中解剖
第2回夢白合杯決勝五番勝負最終局'リアルタイム観戦記'

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▲イ・セドル-コ・ジェ(勝).イ・セドルが中国ルールに泣いた。最後の勝者はコ・ジェだった(写真=韓国棋院).

 

以下リアルタイム観戦記-棋譜解説および終局場面中国ルール詳細解説含む
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▲イ・セドル-コ・ジェ.現在のスコア2-2.優勝トロフィーは今日の囲碁にかかった。最終局は昨日(4日) 4局に続き再びイ・セドルの白(写真=韓国棋院).

記事下部のリアルタイム観戦記を通じて今日の対局のハイライトと中国ルールによって勝負が交錯した最後の場面に対する詳細解説を確認することができる。 

 

'イ・セドル マジック'はまだ終わっていない! 

去る2015年12月30日決勝1局で魔法を働かせたイ・セドルが昨日(4日)、また再び素敵な一本勝ちをして勝負を最終局に導いた。 五番勝負であった決勝戦が一番勝負に狭まった状況. もう心臓の戦いだ。

5日午前10時30分(韓国時間)中国、江蘇省如皋市で第2回夢白合杯決勝五番勝負最終局がイ・セドル-コ・ジェ対決で始まった。 ニギリの結果気持ち良い勝戦ニュースを伝えた昨日(4日) 4局に続くイ・セドルの連続白番.

タイジェム会員たちが十分知っているように、決勝五番勝負1局ではイ・セドルが機先を制し2,3局ではコ・ジェがひきつづき勝利した。 そして4局では崖っぷちに入ったイ・セドルが反撃してスコアは2-2.

もう今日の勝負で全てが決定される。 二回目夢白合杯優勝トロフィーと優勝賞金180万中国元(約3億2700万ウォン)の主人公がこのひと勝負にかかった。

ここに付け加えて、中国1位であり世界2冠王であるコ・ジェにとっては'世界第一人者'称号までかかった。 もしイ・セドルが敗れるならば、世界3冠王に上がるコ・ジェが実質的な世界第一人者になる。

だが、イ・セドルが勝利して3年で世界タイトル ホルダーに復帰するならば相変らず世界囲碁界地図は混戦様相になる。

乾坤一擲の勝負、世紀の対決と呼ばれたイ・セドル-コ・ジェ決勝五番勝負が結局最終5局まできてしまった状況. 果たしてイ・セドルが勝利をおさめられるか関心が集中する中で、タイジェムでは午前10時30分対局開始と同時にホン・ソンジの解説をプレミアム対局室で生中継する。

夢白合杯優勝賞金は180万中国元(約3億2700万ウォン),準優勝賞金は60万中国元(約1億900万ウォン)だ。 決勝五番勝負制限時間は各2時間55分、1分秒読み5回が与えられる。

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午前11時50分現在の進行状況
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●コ・ジェ○イ・セドル
コ・ジェが右上隅黒▲で一間走って丈夫に守った場面. 昨日(4日) 4局に続き二日連続タイジェム生中継の責任を負うホン・ソンジは"コ・ジェが形勢を楽観しているようだ。 白(イ・セドル)は右下の黒の形を押したい"という感想.

 

午後12時55分現在の進行状況
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●コ・ジェ○イ・セドル
最終局だが両先手とも着手がはやい。昼休みを5分残した現在89手まで進行された場面.コ・ジェが黒89で中央進出を試みている。

タイジェムで今日の囲碁を生中継しているホン・ソンジは右側参照図とともに白1で反撃する手を提示している。 
 
夢白合杯の昼休みは韓国時間で午後1時から午後2時まで。 時間がほぼ完了しただけに、イ・セドルは次の手を置かないで昼休みを迎えた後、考慮時間を十分に活用するものと見られる。

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▲ニギリの結果黒を捉えたコ・ジェ(右側)が右上隅星に初手を着手することで第2回夢白合杯決勝五番勝負最終局が始まった。

 

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午後1時昼休みが始まった。タイジェムでは全世界囲碁ファンたちの耳目が集中したイ・セドル-コ・ジェ決勝五番勝負最終局を去る2015年11月にカン・ドンユンがLG杯8強でコ・ジェを制圧した対局で披露して大きい呼応を受けた'リアルタイム観戦記'形態で生き生きと伝える。

 

第1譜(1~8)見えない気力の戦い、勝者はイ・セドル 

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●コ・ジェ○イ・セドル
 
最終局であるだけに再びニギリをした。ニギリの結果イ・セドルの白. 去る2015年12月30日決勝1局ニギリではコ・ジェが白を捉えたことがある. コ・ジェに3戦全敗にあっていたイ・セドルであるだけに機先制圧が何より重要だった状況、コ・ジェが2015年一年の間ただひと勝負も負けなかったという(中国棋院認定公式試合) 白に対決しなければならないだけに多少不安だということがあった。

だが、イ・セドルは劣勢であることという世間の予想をひっくり返して143手で痛快な勝利をおさめて機先を制した。一年ずっと続いたコ・ジェの'白番必勝'大記録がイ・セドルによってこわれた。気持ち良い勝利であり、韓国ファンたちに希望をプレゼントした去る年末最高のビッグ マッチであった。

中国1位であり現世界大会2冠王コ・ジェの反撃もまた侮れなかった。 コ・ジェは生涯初めての世界大会優勝した2015年1月白霊杯でチュ・ジュンに1-2に引きずられて行って4,5局で連勝して総合成績3-2で勝利、世界タイトル ホルダー隊列に上ったことがある。 
 
これまでス・ウェ (LG杯、vsウォン・ソンジン2-0勝利)パン・ティンウィ(応氏杯、vsパク・ジョンファン3-1勝利)ミ・ウィティン(夢白合杯、vs古力3-1勝利)等大多数の中国'90後'世界大会優勝者が1局を勝利した後、勢いに乗って優勝トロフィーを持ちあげたこととは対照的に、コ・ジェは当時18才の年齢であったのに初めての世界大会決勝舞台で劣勢をひっくり返して優勝した。

コ・ジェが嵐のような勢いで2,3局を捉えるとすぐに雰囲気は再び中国に渡るようだったが、イ・セドルは昨日4局で再び崖っぷちの反撃に成功して勝負を最終局に導いた。そして迎えた 最終局.序盤進行について見てみよう。

初手から四手左下隅小目までは昨日4局と同じ手順. ここでコ・ジェが黒5で右下隅を大ゲイマジマリで固めて路線を別にした。 これまでのケイマでシマる進行が連続して登場した。 コ・ジェが昨日敗れた布石を避けただけに気力の戦いではイ・セドルが先んじた感じというのがホン・ソンジの感想.

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▲左手をあごに当てて右手を力強くのびて着手するイ・セドル(左側).五手右下隅小目から大ゲイマジマリということでコ・ジェが以前までの変化を捻った。"お互いの見えない気力の戦いでイ・セドルが勝った感じ"というホン・ソンジの評.

 

第2譜(9~23)我が道を行く序盤
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
コ・ジェが黒9で左上隅定石に一つカカった後、再び黒11で左下隅小目に大ゲイマガカリをしてきた場面. はいはいと受け入れるイ・セドルではない。イ・セドルは白12でぶつかって黒の根拠を奪い取って石を重くさせた後、再び白14で上と下を同時にはさみ撃ちする。 

ここで先におじけづいて上側黒二子を逃げようとしていたら左下隅白16の要処を奪われて突然両方弱い石になる。 その点を分からないはずがないコ・ジェが黒15で今度は白が手を引いた左下隅を先に攻略する。

きっ抗した神経戦、イ・セドルとコ・ジェともに各自我が道を行く序盤だ。

 

第3譜(24~32)俗手も辞さないコ・ジェ、主導権戦い開始
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
イ・セドルの選択は白24,低いはさみ撃ちだった。ここで黒25,27に動くことは"普通は俗手なのでよく置かれない手"というのがホン・ソンジの解説.だがコ・ジェは黒29までずらっと破って先手を選んだ後、黒31で下辺の要処を先行獲得したかったことから見える. 本格的な主導権戦いが始まった。

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▲参照図1


 

第4譜(33~42)火花が飛ぶ盤上、戦場は左上に
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
下辺で猛攻を浴びせるようだったコ・ジェは突然機首を回して左辺黒33にツケていった. 今まではコ・ジェの意中が把握されなかった状況.ツケにはハネよという格言があるが、このような場合にハネて応酬したら相手にいわゆる'石の流れ'を許容する場合がしばしばある。しかも下辺白が生きていないでイ・セドルは変化を求めるよりは白34にノビておく手を選択した。

挑発をしてみたコ・ジェはイ・セドルの対応に隙がないと今度は黒35,37で左上隅で常用手法を駆使した。黒35で付けておいた石がシチョウにとらえられない場合には白38で受けることがこのような形態では定形化された手法だ. これまで異変を気兼ねしたタイジェム会員ならば今日の対局を通じて対応法を勉強する機会にしてみてはどうか。

 

第5譜(43~57) コ・ジェの自由な思いつき、大きい所を占領するイ・セドル
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
コ・ジェが黒43で先手活用したことは当然の手.ここでホン・ソンジは 45の所でぎゅっと引き続き応酬する手を提示したが、イ・セドルは白44で切っていった。

このようになれば黒45で一つ切っておくことが可能で白の形が悪くなる。だが、黒の形をあらかじめ切っておいただけ今後戦闘でとても重要になるという意味.

コ・ジェが下辺で普通は俗手である手法を駆使して先手を選んで右辺要処を占領したように、今度はイ・セドルが形に束縛されることなく戦闘を歩いていっている。

イ・セドルが白54でブツカった時が選択の岐路.アマチュアならばまず二子を生かして考えるような場面だが、コ・ジェはノータイムで黒55にノビた。"部分的には4つの石が明らかに捕えられるのだが受けなかったので奇妙に見えることがある。周辺に大きい所がたくさんあるので可能な手法で、このような自由な発送は称賛したい。"(ホン・ソンジ)

一方白(イ・セドル)は先手を捉えて右辺58,要処を先行獲得したので全く不満がない。左上で一度攻防戦があったが再び 長期戦の様相. 

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▲ 決然とした表情で最終局に臨んでいるイ・セドル.


第6譜(59~71)中盤突入、漂う戦雲
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
昨日の4局に続き今日の最終局まで二日連続でタイジェム開設を 引き受けたホン・ソンジは今日の勝負のカギとして'イ・セドルの体力'と'コ・ジェの心の整理'を挙げた。

敵地で一週間以上滞留して二日に一度3時間碁を打って体力がすっかりなくなった'30代'イ・セドルが最後まで集中力を失わないで勝負できる囲碁外敵条件が装備できるのかどうかはとても重要だ。
 
反対に'10代'コ・ジェはホームで戦う上に体力的には全く問題になることはない。 だが、昨日機会があったのに敗北にあって最終局まで勝負が続いただけ、心をよく取りまとめて勝負に臨むことが重要だということ。

コ・ジェが黒59で攻守の要処を占めるとすぐにイ・セドルが白60に走って受けた。再び先手を捉えたコ・ジェは黒61, 盤上最大であった右上隅を丈夫に守った。

"右下黒陣営を削減したい"というホン・ソンジのコメントが出てくるやいなや、イ・セドルが白62で付けていった。コ・ジェが黒63で立ち並んで応酬したことはこの程度の場所.

白64で引き続き黒の形を押した時、コ・ジェが黒65で2線ケイマの動きをしたことは一見低位に偏った手に見える。だが違うように受ける手に比べて中央側活用手という計算が敷かれた手法.丈夫に力を備蓄しておく、高く走るために少しの間の苦難を甘受して縮める一手 だ。

勝負師イ・セドルは心理戦に卓越する。機先を制した1局と崖っぷちで反撃に成功した昨日の4局はそれぞれ143手,160手で終局を迎えたが終わる前の数手はあたかも魔法をかけたようだった。過去全盛期の時 いつも見せた'イ・セドル マジック'が復活したのだ。 

1局と4局でコ・ジェは何かに惹かれたように突然崩れた。今日もイ・セドルが魔法のような力でコ・ジェを揺さぶれるか関心が集まる中で、イ・セドルは白66で黒に屈辱を強要した。

すでに黒が65で一度退いたので、普通の人ならばここらで満足して他に手を回すこともできた。 しかしイ・セドルはこのような時であるほどかえってさらに強く、さらに屈辱的な後退を強要する。


落ち着いて黒65で応酬したコ・ジェも白66だけは容認できない。黒67で反発したことは 勢いの一手.ここでイ・セドルは柔軟に白68で受けておいて、コ・ジェは黒69で白一子を捉える。再び攻防戦が一段落された場面なのだが、損得計算はどうだろうか?"白(イ・セドル)の手法が部分的には得がない。どんな作戦だったかもう少し見守らなければならないようだ。"(ホン・ソンジ)



第7譜(72~82)名不虚伝、やはりイ・セドル!
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
びっくりする ほどの運が向いてきた。白72,74の手はプロ棋士ではなくてもかなりのアマ高段者ならば想像しにくい手.かえって低級者ならば思いつくことができるかも知れないが、普通とても俗手なので次の着手候補に考慮されない。

しかし天下のイ・セドルが白72を選択しただけ深謀遠慮があるという推測をすることになるのは当然の場面. コ・ジェが黒75で守っておくとすぐに"上辺に見るならば悪手"というホン・ソンジのコメントが出てきた。 

まさにその時、イ・セドルが白76で一見勢力のように見えた黒石全体を切っていった。このようになってみると第6譜の白68が光る手になっている。シチョウアタリだけでなく今後中央接戦でとても重要に使われる場所を先行獲得していること。名不虚伝、やっぱりイ・セドルという感心が自然に出てくる。

コ・ジェが黒77,79で驚いた胸を落ち着かせて冷静に応酬したが、一度手綱を握ったイ・セドルは騎虎の勢いで固め打ちする。 白80で付けてリズムに乗った後、再び白82のボウシで覆っていくイ・セドルの手によどみがない。

"このまま無難に流れるならば白(イ・セドル)の流れだ。"(ホン・ソンジ)



第8譜(83~89)午後2時、午後対局開始
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
粗末に見える白の形だがその場は黒の形もうすいので当然な報復手段がない。コ・ジェは黒83,85で自身の形を整備して機会を狙う。気勢を上げたイ・セドルは白88で黒石を引き続き圧迫して行く。 

午前対局の最後の着手はコ・ジェの黒89.このまま守勢に追い出されれば大勢を失うと判断したコ・ジェの勝負呼吸だ。

昼休み(午後1時)を5分残して着手したコ・ジェの中央を眺めたイ・セドルはそのまま 休み時間を迎える。 食事をする間にも、午後対局が再開になる前まで休み時間中でも引き続き考えられるために着手しないで時間を十分に活用するという意図.

午後2時16分現在のイ・セドルはまだ着手をしていない。"昼休みを通じて十分に考えたので普通は午後対局が再開するやいなや着手する場合が多いが。"(ホン・ソンジ)

 

第9譜(90~98)イ・セドル、優勢な流れ
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
昼休みまで含むならば約1時間20分の間、苦心の末にイ・セドルは白90で破っていく平凡な手を選択した。するとコ・ジェが かえって先に黒91で付けて捻って行く。すでに予想した手であったもよう、イ・セドルは白92,94で迷うことなく切って行って、白98まで手順がさくさくと置かれた。

"中央で白が先手を捉えることができる形態であるから白が成功した姿だ。"(ホン・ソンジ)

 

第10譜(99~101)午後2時40分現在、優勢意識するイ・セドル
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
コ・ジェが黒99,101で応酬したことは仕方ない。黒101の所に手入れをしなければ白がAの所を切って行った時すぐに事件が起こる. 選択の岐路であったこの場面でイ・セドルは若干の時間を消耗した。 


もし白がBの所をハネるならば黒がCの所で立ち並んで応酬するだろうか。しかし 形勢が不如意であるコ・ジェがはいはいと応酬しないでDの所で右辺側を押し倒して出てくるならば囲碁が再び複雑になる。

"右中央一帯を防ぐことが簡明である点、 石の流れには白 Bの所までハネたい。"(ホン・ソンジ)


だが、イ・セドルは冷静に白102で 錠をかける手を選択した。夢白合杯は中国ルールで行われるだけに黒が7目半を控除しなければならない。このまま数え碁になるならば形勢が優勢だという'計算書'が出てきたことだろうか。

イ・セドルは番碁勝負、特に決勝戦ではシリーズの勝負が決まる '最終対局'とそうではない対局でスタイルが明確に異なる。例えば、三番勝負の場合、最初の対局ではいくら優勢でも最後まで最強手で応酬して相手を地獄の末まで追い詰める。一言で真っ青になるようにさせてしまうこと。 'これ以上この人とは碁を打ちたくない'という気がするように、相手の戦意を 完全に破ってしまうことだ。 

しかし 1-0で先んじた状況でそのひと勝負だけ勝利すれば優勝が確定する囲碁ならば話が変わる。一例としてイ・セドルはメジャー世界大会決勝戦最終局で勝勢を確立した以後、相手がしてほしいとおり全てして優しい羊のようにはいはいと囲碁を仕上げていって、さらに手がない所も手入れをする姿を見せたことがあった。 

今日イ・セドルが白102で守っておく手法もまた上のような感じであろうか。 もう対局が非常に狭まった状況. 多少早い時期にヨセ勝負で突入することになる展望だ。 先手を捉えているコ・ジェはどんな戦略を持ち出すだろうか。

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▲午後2時58分現在のネイバーリアルタイム検索語現況.'イ・セドル コ・ジェ'というキーワードが順位を156階段上昇させて3位にランクされ、検索語'イ・セドル'は現在のリアルタイム急上昇検索語1位に上がった。



第11譜(103~113)コ・ジェの勝負の賭け
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
はっきり感じられたイ・セドル(白)の流れ.最近ファン・ジョンミン主演の映画<ヒマラヤ>が大きい人気を得ているが、右側白陣営一帯に白い雪が降った。エベレストというには規模が多少小さいけれど,この谷間を基に乾坤一擲の今日の勝負で勝利することさえできるならばどんな山脈よりもさらに偉大だ。

突然に非勢に置かれたコ・ジェが黒113で下辺白二子を切っていく勝負の賭けを飛ばした。 こちらがヨセ勝負に行く前の最後の戦場になる可能性が高い。



第12譜(114~128)午後3時40分現在二転三転、コ・ジェ反撃成功
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
イ・セドルの応酬は白 114.コ・ジェが黒115にハネた手が良い動きだ。 ここでイ・セドルが白116で切る手を先手と白118でハネて行った手が千慮一失. ひとまず白116で切って黒117で応酬した交換をしてしまうとすぐに今後Aの所にハネて行くことができた手段が消えてしまった。 地で途方もない違いが生じること。 

下辺黒115に応酬する前に 先に白118でハネて応酬を尋ねたが、コ・ジェが黒119で縮める実戦的な手を駆使するとすぐに応酬が窮する。白120で後退したことは仕方ない所.コ・ジェが黒121~127で手の能率を上げて中央を突破するとすぐに一気に形勢が揺れ動く。 

しかも白128が特異状況で黒がBの所を切っていく手も狙うことができるということがホン・ソンジの分析.イ・セドルがコ・ジェに反撃を許容してしまった。有望だった形勢もまた一瞬にして暗鬱になった。


ハイライト-イ・セドルの千慮一失
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▲ホン・ソンジがタイジェム解説窓を通じて提示した参照図.

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▲第12譜で白120になぜ上のように白2で防ぐことができなかったのか心配しているタイジェム会員のための参照図.

白が2で防ぐならばまず黒は3で一つアタリを打った後、黒5で補強しておく。どうせ白は6の所(第12譜120)に帰ってこなければならないので、この時黒が7でアタリを打つことになれば白2の所が身動きもせず捕えられることになる。


 

第13譜(129~141)イ・セドル、痛恨の逆転許容…コ・ジェ優勢
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
すでに逆転に成功したことを体感しているコ・ジェは黒129で丈夫に連結する手を選択した。 下辺白の死活関係上白130に連結する手は絶対。 残念なことに再びコ・ジェの先手だ。

コ・ジェが黒131にぴょんと走って見るのでイ・セドルの第12譜の白116がどれくらい悪手だったのかあらためて感じることになる。白132,134で下辺を先手で防いだ後、再び白136,138で中央でせん断を模索してみるがコ・ジェは黒139で付けて連続得点を上げる。 

白140で切ってどうにかせん断を求めようとするイ・セドルと違い、コ・ジェは相手が切ってきた手に応酬さえしなくて黒141で丈夫に打っておく。碁盤があまりにも狭くなった状況だと逆転の糸口を つかむ事が難しく見える。

コ・ジェが優勢を確立した。



第14譜(142~157)長江の後波、前の波を押し出すか 
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
イ・セドルが白142,148,150で 上辺でコウを作った。渾身の力を出して持ちこたえてみているけれど、コ・ジェは黒155を先手後157で厚くて大きい場所を占めて勝利を宣言する。

長江の後波が前の波を押し出すのだろうか。 コ・ジェがこの囲碁を勝利するならば現存唯一の世界3冠王に上がって名実共に世界第一人者で登板することになる。
 

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▲イ・セドル(白)vsコ・ジェ.午後4時24分現在二人の手がはやくなった中でヨセ過程でイ・セドルのすさまじいコウの持ちこたえが成功した。"白が下辺まで持ちこたえてコウに勝つことができるならば確実な逆転だ。"(ホン・ソンジ) 
 

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▲イ・セドル(白)vsコ・ジェ.午後4時31分現在のイ・セドルが下辺白△を占めた。"逆転の流れだ。お先真っ暗だったが希望が見え始める。"(ホン・ソンジ)

 

午後4時55分現在のハイライト
 
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●コ・ジェ○イ・セドル
 
目が回る半目勝負でコ・ジェがまた再び 'イ・セドルマジック'にかかった。黒1で付けた手は1目の損害.イ・セドルが白2で応酬したのが良い手だ.これできっ抗した'半目の天秤棒'はイ・セドル側にはっきりと傾いた。 

それこそ奇跡のようなイ・セドルの逆転勝ちが目前に迫った。 コ・ジェ時代の開幕は今後に延ばされる展望.

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●コ・ジェ○イ・セドル
 
今の局面は黒が盤面で7目を残している状況. 韓国ルールで数えるならば変数が全くない白(イ・セドル)の半目勝ちだ。 

だが、問題はこの囲碁が中国ルールで広がっているという点。駄目が奇数として残っているということが変数として作用してしまった。 コ・ジェが駄目を全部埋めて半コウを持ちこたえて、最後の駄目を黒が埋めてコウも黒が勝った状況になった。

囲碁が皆終わった状況でも韓国ルールで数えると白(イ・セドル)半目勝ち、中国ルールで数えると黒(コ・ジェ)半目勝ちとなる、本当に一年に一回出てくるかどうかと思うほど珍しい状況が演出され、あまりにも残念だがその受恵者は中国1位コ・ジェだった.
 

棋譜上ではイ・セドルが白280で手入れしなくても良い所を順序を渡す意味で置いて、(中国ルールでは駄目が残っていないならば自身の地を埋めることが損害ではない)コ・ジェが黒218(本対局最後の手)ですばやく半コウをつなぐことになって盤面8目差になった。


だが、原則通り これ以上置く所がない白が280で着手放棄をして、コ・ジェがコウをつないで数えをしたならば'韓国ルールでは白半目勝ち','中国ルールでは黒半目勝ち'の状況.

韓国プロ棋士にはもうある程度慣れた風景だが、 タイジェム会員をはじめとする一般囲碁ファンたちにはとてもなじみがうすい場面が乾坤一擲の対決、世紀の対決と呼ばれたイ・セドル-コ・ジェ決勝五番勝負最終局で登場した。
 

"半目勝負にとても 集中したせいで中国ルールだという点を見逃した。中国ルールに対する私の理解不足だった。"(ホン・ソンジ)

タイジェムで昨日に続き今日も連続解説したホン・ソンジは最終的に黒(コ・ジェ)半目勝ち判定を下してしまった。

対局結果:281手終わり黒半目勝ち 総合成績3-2コ・ジェ、第2回夢白合杯優勝

 
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●コ・ジェ○イ・セドル/ 281手終わり黒中押し勝ち
 
コ・ジェが左下隅黒▲の所の手が今日の囲碁の281手目の着手で夢白合杯決勝五番勝負を終息する最後の手になった。 その前のイ・セドルの着手は右辺赤色矢印が示している所に手入れした白280.

なぜ右辺赤色矢印の所を手入れしたのか不思議に思っている囲碁ファンたちが多いが、中国ルールでその手は着手回(順序)を渡したこと以外に他の意味はまったくない。

韓国ルールだったらその手を置かずに着手放棄をすることになって、その後、黒が左下コウをつぐことになって数えた場合には白の半目勝ちだ。

だが、盤上の上にある地と石の数を合算して数える中国ルールなので、イ・セドルが白280で右辺手入れをしてもしなくても結果は黒(コ・ジェ)半目勝ちだ。
原文記事:タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM 



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