農心杯、韓国チーム一人ぼっちで残ったイ・セドル‘重い荷物’

優勝するには中-日棋士4人破ってこそ

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▲1日開かれた農心杯対局でパク・ジョンファン9段(右側)が古力9段に惜敗して韓国チームはイ・セドル9段一人が残ることになった。韓国棋院提供

 
最近視聴率10%を遥かに越えたtvNドラマ‘応答せよ1988’ではプロ棋士である主人公チェ・テク(パク・ボゴム)が中国と日本棋士5人を相次いではね除けて韓国チームに優勝を抱かせる場面が出てきた。

この設定は2005年農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦を思い出させる。 農心杯は韓中日棋士が5人ずつ出場して勝てば次も打つ連勝戦方式で優勝を決める。 当時韓国チーム選手5人中唯一残ったイ・チャンホ9段はドラマのように中国棋士3人と日本棋士2人など5人を破る奇跡を演出して国内囲碁界を歓呼させた。 

10年後である今年、農心杯で韓国チームは再び似た状況に置かれることになった。 1日開かれた農心杯2ラウンド10局で韓国チームの4番手であるパク・ジョンファン9段(黒)が中国の古力9段に293手で2目半差で惜しくも敗れた。 韓国チームはイ・セドル9段一人だけ残ることになった。 1ラウンドで新鋭ペク・チャンヒ初段とミン・サンヨン4段が一勝負も勝てないまま退いた。 2ラウンドではチェ・チョルハン9段が2対局に勝つ活躍を広げたが古力9段の壁を越えられなかった。 

中国は古力9段を筆頭にレン・シャオ7段とコ・ジェ9段が健在で日本は村川大介8段と井山裕太9段が残っている。 

来年3月1日から中国上海で開かれる第3ラウンドは古力9段と日本棋士の対決が繰り広げられる。 したがってイ・セドル9段が韓国チーム優勝を達成するには4人の中国、日本棋士をはね除けなければならない。 

4連勝で韓国の優勝を達成した事があっただろう。 2011年農心杯でチェ・チョルハン9段が4連勝をおさめた。 だが、違う点はチェ9段の後に最後の5番手としてイ・チャンホ9段が持ちこたえていて負担が減ったということだ。 一人ぼっちで残ったイ・セドル9段が負担感を払って4連勝の快挙を成し遂げるのか注目される。 

原文記事:農心杯、韓国チーム一人ぼっちで残ったイ・セドル‘重い荷物’