柯潔はなぜ強い?

準備された強者、三つの強み

[520378]ksr
[キム・グラの舌戦説戦-第20回] 
'盤上のグラ'キム・ソンリョン9段.強大な口が立つことを自慢して得たニックネームだが派手なアドリブでも、取るに足らない雑談でも付け加える水準ではない。ステレオタイプの解説とは距離が遠い、率直溌剌直線的な語法でファンたちを楽しませる。毎週サイバーオロが蓆を敷く。週間観戦評'キム・グラの舌戦説戦'.  

 
work-001-sdfwk
 
▲コ・ジェ熱風! 中国や韓国や囲碁界の関心は今すべてコ・ジェ9段に注がれている。 イ・チャンホ-イ・セドル以後最も強い勝負師の登場を目前に置いてファンたちの関心が増幅している。



2014年2月アン・ソンジュン、イ・ドンフン、シン・ミンジュンを連れて囲碁研修のため北京に行った。 中国に押されている真っ最中の時であり国家代表が組まれる前で韓国の新鋭棋士は中国との交流戦を切実に望んだ時期だ。 

移動中に子供たちはこういう話をした。 最近インターネットでは中国のコ・ジェが無敵だと。 
“そんな事...オーバーではないか?” 
全く違うといった。 

実際に対局をしながら体で感じた韓国棋士にはコ・ジェはまだ国際舞台に名前が知られてないだけで実力が相当するということを感知していた。 この時までしても中国最高の新鋭は梦百合杯で古力に勝って世界頂上に上がったミ・ウィティンでコ・ジェは遠く見えない期待の主に過ぎなかった。 

それならコ・ジェはどのようにして2年もならない時間に世界1位を狙う棋士に成長したのだろうか? 



1.自信
 
プロにとって自信は勝利する時に得られる。 つまり実力が強い相手を越える時にできるはずだ。 無名だったがインターネット対局を通じて一流棋士との競合をたくさんして、そこで無限の自信を得たのが大きかった。 この点ではランキング10位に上がったシン・ジンソも同じだ。 

そうだといってもコ・ジェはなぜ峠なしにのぼっているか? 誰でも峠があるものだがあたかも私にはそんなことはありえないというような話だ。 

そこには理由がある。 
今年韓国の棋士のうち最もコンディションが良かった棋士はLG杯を優勝したパク・ジョンファンだった。 韓国リーグと中国リーグを自分の手の平に上げて揉んでいるけれど世界大会では全て脱落する程乱調の連続だ。

コ・ジェの勢いを防ぐことができる最も強力な武器が韓国の立場では使うこともできない状況になった。 パク・ジョンファンという障害物が見えない世界大会でコ・ジェはそれだけスピードを出すことができた。

その次はイ・セドルだ。 10回戦以後、格好良くカムバックしたと見られる程雰囲気が良かった。 第2の全盛期ではないのかという話を聞くほどであった。 だが、この話はもう少し状況を見守らなければならないようだ。 サムスン火災準決勝でコ・ジェに2敗にあった内容がとても虚しかった。 コ・ジェの名前がさらに恐ろしくなった理由になることもした。 

イ・セドルに勝ったコ・ジェ. しかも最も強力な相手であるパク・ジョンファンがいない状況でブレーキをかけるほどの人物がいないということが最も大きい理由だ。 

[521001]work-003-sdfwk

▲ピョンピョンはねる個性に持って生まれた達弁まで。 11月14日現在の三星火災杯4強、LG杯8強、梦百合杯4強に上っているコ・ジェは"この中でいくつ優勝できるか?"と尋ねるとすぐに指一つを立てて見せた。 謙虚な自信?



2.スター性 
 
コ・ジェを見ればまず歌手パク・ジニョンに本当によく似ているという感じをまず受ける。 滑稽な笑いを見れば可愛い末っ子の弟のような感じを受けるほど気楽な事を感じさせてくれる。

そこに持って生まれた達弁という点だ。 よどみないという話を聞くほどだ。 年齢に合わないほど臨機応変にもたけている。 (この部分だけは確かにイ・セドルを先んじた。)

謙遜と静かさを越えて退屈さと判を押したようなインタビューに疲れた人達にコ・ジェは特別なプレゼントだ。 韓国の一流棋士中でインタビューできる棋士はカン・ドンユンが唯一だ。 カリスマ イ・セドル、イケメン キム・ジソクとはまた他のスター性を備えた棋士がまさにコ・ジェという事だ。 

 

3.天才的才能 
 
コ・ジェの囲碁が神がかり的になったという感じを受けた時は昨年9月百霊杯準決勝からだ。 相手はパク・ジョンファン. 

▼ <場面1> 黒パク・ジョンファン:白コ・ジェ
01


<場面1> 
コ・ジェの白1でアタリにして3で挟む一手はカミソリ坂田が泣いて行く打開の妙だ。 プロはこういう幸運にありつく時に戦慄を感じる。 (わー! こんなことが!) このような時もまた、囲碁を業としていることをありがたく思う。 なぜ妙手なのかを完全に理解することができるためだ。 


 

▼ <場面2> 黒チュ・ジュン:白コ・ジェ
02


<場面2>
百霊杯決勝5局、チュ・ジュンに勝利した決定的な一発は序盤に出てきた。 
黒1のツケ。 おそらくチュ・ジュンは瞬間的にこの手を置いて世界頂上に上がるかも知れないという喜びでいっぱいになったかも分からない。 ところがコ・ジェは2,8,10で相手の必殺技を完全に避けて逆に黒要石二子を捉えて勝機をぎゅっとつかんだ。 (参考までに初心者のために、黒Aは白Bで下黒▲二子が捕えられている。)


 

▼ <場面3> 黒イ・セドル:白コ・ジェ
03


<場面3> 
今回の三星火災杯準決勝1局でイ・セドルを相手にした彼の素敵な臨機応変だ。 イ・セドルの黒2で刺してくる攻撃にかえって白3の応酬打診. このような手法を当代最高に披露したという点だけでもすごいが勝利までした。 彼の自信がどれくらいすごいのかを見せる場面だ。 

今回の三星火災杯でコ・ジェは最後の秒読みに入ったイ・セドルと違い、常に時間を残した。 歴代サムスン火災歴史上最も緊張感のない勝負だったと見なされる決定的な理由はまさに時間にある。 

時間を残す理由は一つだ。 手がよく見られるためで自身の手を信じるためだ。 コ・ジェの年齢の時イ・セドルも同じだった。 イ・チャンホを相手に時間を残すことが常だった。 イ・セドルより14才幼いコ・ジェが2000年代初めのイ・セドルのように見える理由はまさに三つだ。 自信、スター性、天才的才能だ。

[521001]work-003-sqfew


▲ '世代交代の照尺になる対決'で大きい関心を集めたイ・セドル-コ・ジェ、20回三星火災杯準決勝で何か一矢報いることとして信じたイ・セドル9段まで2-0で完敗してコ・ジェの存在感が天井知らずに沸き上がっている。

 

パク・ジョンファンは自身の敗北があたかも大韓民国の敗北という負担感に包まれている。 コ・ジェはそのような負担感さえも減る。 いろいろ有利な条件がコ・ジェの上昇の勢いにさらに火をつけている。 

コ・ジェは11月16日月曜日、LG杯でカン・ドンユンと対決する。 激しい囲碁では他の追従を許さないカン・ドンユンだ。 おもしろいことを話せば最高の囲碁ができる。 
 
引き続き1週間後11月23日から梦百合杯4強でパク・ヨンフンと対局する。 老練で無理のないスタイルのパク・ヨンフンがタイトで退かない囲碁になじむコ・ジェを狙撃するにはより良いのかも分からない。 

だが、カン・ドンユンに先に望む。必ず勝ってもらう事を!
また、一手先んじたインタビューも! 
 
原文記事:柯潔はなぜ強い?