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曺薫鉉-趙治勲、私たちの時代の英雄の勝負の話!

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▲曺薫鉉9段と趙治勲9段が史上初めて韓国の囲碁ファンたちの前に立った。ファンたちはこれらを熱烈に歓迎し両雄は寄り添い素敵な姿を見せてくれた。
 
 
久しぶりに胸が震える勝負を現場で共にした。
かかったタイトルはなかったが進行者の言葉通りどんな世界大会決勝戦より手に汗握る名勝負であり、ただ眺めていることだけで良い私たちの時代の勝負師の素敵な姿だった。
 
趙治勲9段は“故国のファンたちの前で大先輩を相手に迎えて素敵な碁を打つことができて満足する”としたし曺薫鉉9段は“幼い時期日本で留学した時から趙治勲9段はすでに命をかけて碁を打った立派な勝負師であった”として“最近の後輩に手本になる棋士だ。幼い棋士がたくさん習ったら良いだろう”と美徳のお話を渡した。
 
午前11時.ソウル、上往十里(サンワンシムリ)駅、弘益洞(ホンイクトン)に位置した韓国棋院は妙な緊張感があふれかえっていた。あたかも祭り前夜のようなときめく雰囲気.そのような心を抱いて人々が集まり始めた。
 
韓国棋院で公開解説会が開かれることが何年ぶりなのか。多分鍾路(チョンノ)、貫鉄洞(クァンチョルドン)時期以後初めてでないか。私たちの時代の英雄曺薫鉉と趙治勲の対決を見るために囲碁ファンたちは朝早くから集まり始めた。
 
その頃、3階に位置した接見室には対局に先立ち曺薫鉉9段と趙治勲9段、キム・イン9段、パク・ジムン韓国棋院副理事長が並んで座って昔の話をやりとりして時間を過ごした。
 
話題は多様で以前日本で一緒に留学した話、活躍した世界大会の話、最近の囲碁青年たちの話など時間が経つことが分からなかった。午後12時昼食を終えた一行は1時頃、対局場が用意されている1階の囲碁TVスタジオに入った。
 
取材熱気もいよいよほかほか熱くなった。KBSをはじめとしてYTN,JTBC,TV朝鮮など有名媒体が総出動、カメラを集結させたまま待機していて、その他日刊紙記者などスタジオはそれこそほかほか熱くなったまま今日の主人公を待っていた。

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▲このように多くのファンたちが公開解説場を訪れたのがどれくらいぶりのことか。午後1時からのユ・チャンヒョク9段とチェ・ミョンフン9段の解説を見守ったファンたちは対局が終わった後二人の対局者が直接解説をすると起立拍手でこれらをむかえた。
 
 
やがて趙治勲9段の初手が落ちるとすぐに対局場はあたかも機関銃を乱射するように騒がしいシャッター音が約20分間鳴り響いた。
 
だが、それはただのオープニング セレモニーだっただけだ。公開解説場が用意された2階は熱い囲碁展開によって溶けてしまうのではないのかと思うほどであった。
 
2階公開解説場をいっぱいに埋めたファンたちはユ・チャンヒョク9段とチェ・ミョンフン9段の解説を興奮した気持ちで見守り、曺薫鉉9段の永遠のライバル ソ・ポンス9段は4階棋士室片隅でうんざりするライバルの対局を嫌な声なく快く解説をしていた。
 
制限時間1時間、40秒秒読み3回の囲碁は結局趙治勲9段の時間敗で幕を下ろした。‘親善試合なので引き続き置いたらどうだったのだろうか’、‘秒読みのお嬢さんがもう少し融通性を発揮しなければならないのではないか’等などうわさ(後日談)があったがかえって親善対局であったため皆同じく笑って終わらせることができた。 曺薫鉉9段は残念な表情であったし、趙治勲9段は直ちに結果に承服して‘自分のせい’であることを認めた。
 
局後曺薫鉉9段が“試合は私が勝ったが勝負は趙治勲9段が勝った”と話したのも公開解説場を温かくさせるのに不足がなかった。
 
対局が終わっては突然イ・セドル9段がスタジオに入ってきて共にリプレイをして、先後輩和合の場を作って見やすかった。イ・セドルは検討室で見守った自身の意見をよどみなく先輩に表明し“いや、そのような手が?”(趙治勲) “アッそれは私が反省”(曺薫鉉)というコメントを引き出すこともした。思いがけない図にカメラマンは調子にのってカメラを回すのに忙しかったとか….
 
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▲私たちが描いた姿.曺薫鉉と趙治勲は、もはやライバルではない。ただファンたちの永遠のレジェンドでアイドルであるだけ.
 
 
約30分間の検討を終えて両雄は2階の公開解説場に姿を表わした。これに対しファンたちは起立拍手で二人を歓迎した。対局後の棋士にファンたちが拍手を送る姿はまたどれくらいぶりであったか。
 
公開解説で囲碁ファンたちはびっくりした。それは趙治勲9段のためだった。
 
事実私たちはこれまで趙治勲9段の伝説的な武勇伝を聞いたのだが現場で見守ったことは殆どなかった。彼の声を実際に聞いた人もあまりなかったし韓国語を話すというがどの程度なのか知っている人も多くなかった。
 
だが、趙治勲の一言一言に現場の囲碁ファンたちは爆笑に耐えなかったし皆彼の口に注目するのに忙しかった。彼の話はどもりがちだったりしたが正確でわからない程ではなかったし愉快で温かくて終始解説場に笑いが絶えなかった。
 
次は記憶に残る趙治勲9段の珠玉のようなコメント
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最も記憶に残る囲碁ですか?私はそれよりさっきの最後の‘10!’という声が最も記憶に残ります。びっくりしました。
 
(進行者-この手はどうですか?)、良いです。私が打った手は全部良い手です.^^
 
(曺薫鉉9段は韓国に戻ったがなぜ戻らなかったのでしょうか?ひょっとして戻りたくありませんでしたか?)曺薫鉉9段だけいなかったら戻ったはずなのだが私より優れた曺薫鉉先輩がいるから戻らなかったんですよ。
 
(序盤右辺で肩をついて行った手はどうだったのですか?)実際ケイマするのが合うのだがファンたちの前で格好良く置きたかったです。その手は素晴らしくなかったんですか?ところでその次に右下の隅をコスミで守ったのが亡ぼしました。突然いっぱい萎縮した手.格好良く見せようとしたが滅びました。
 
(ヘアスタイルが独特だが…)対局中に度々髪の毛をむしりとって見たらこのようになりました。実際我が家にはクシがないです。クシを買って下されば良いです(笑い).
 
(幼い時期曺薫鉉9段はどんな人でしたか?)私より才能がはるかに優れた方であります。それで私は追いつこうと100倍はさらに熱心に勉強しなければならないと考えました。
 
(ひょっとして韓国リーグで走りたい考えはないですか?)走りたいが弱くて選ばれそうにないですね。
 
(キム・ジソク9段."光栄です。ひょっとして私をご存知なのか…")当然よく知っています。いつも棋譜を置いてみて勉強しています。さっきから顔なじみのある人の顔が見えて似ている人だと思ったが本人でしたね。囲碁が本当に熱烈で熱い囲碁です。
 
(キム・ジソク-私を記憶してくださってありがとうございます。一生を勝負師として生きてきましたが後輩に一語言ってください)それより私が訊ねたい話があります。そのように若い年齢でどうしてそんなに囲碁をよく置くことができるのかかえって私が訊ねたいです。ぜひ教えてください。
 
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▲これまで趙治勲9段が日本に帰化することではないのか、韓国語を全くできないことではないかという話がさまよったが今日の対局と趙治勲9段のインタビューで全部虚偽であることが立証された。趙治勲の韓国語は上手ではなかったが意を伝えるのに困難がなく、かえってどもりがちな口調と上手なユーモアが妙に似合ってファンたちの口元に笑いが絶えなかった。
 
 
公開解説が終わって曺薫鉉9段と趙治勲9段は廊下の片隅の机でファンたちにサインをした。廊下は冷房施設がなくて暑さに苦役だったが二人は約1時間かけて300人近いファンたちのサイン要請を全部受けた。
 
これまたなかなか見られなかった光景.おかげで囲碁ファンたちは久しぶりに口をパッと開けたまま帰宅することができた。
 
囲碁の人気が落ちたといって世界大会決勝戦をオープンでしてもファンたちが集まらないという哀訴はもう向上しなければならなくないだろうか。せっかくの‘囲碁コンサート’に私たちの囲碁ファンたちは拍手して笑う支度を備えたまま訪れてくれた。
 
今回の曺薫鉉-趙治勲特別対局は、私たちが囲碁コンテンツをよく包装してファンたちに差し出すならばファンたちは全身で熱烈に反応するということを悟らせた大切な経験になった。
 
そのような意味で久しぶりに良い行事を企画した(財)韓国棋院と現場の姿を生き生きと居間まで伝達した囲碁T V側にご苦労様でしたという言葉を伝えたい。
 
そして何よりもファンたちに素敵な姿を見せた私たちの英雄趙治勲9段と曺薫鉉9段の健闘を祈る。
 

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▲ '10'の声にびっくりした姿を見せた趙治勲9段.だが、直ちに自身のミスを認めてきれいに敗北を認めた。残念だったことはかえってファンたち.親善対局なのでずっと対局をしたら良いという風が多かったが勝負は勝負.代わりに二人の素敵な公開解説でファンたちは慰労を受けた。
 
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▲後輩イ・セドル9段の登場で先輩たちの対局がより一層光を放った。韓国囲碁のレジェンドが一画面に捕えられたことだけでも後代に歴史的な場面として残るだろう。


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▲ 2階大会場を ぎゅっと埋めた囲碁ファンたち.もうこれらを再び試合場に呼び入れる議論が必要な時だ。

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▲イ・セドル、キム・ジソク.強固な後輩が解説場を訪れて、見守るファンたちの心を温かくさせた。
 

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▲これぞ伝説の帰還.
 
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▲公開解説を終えては約300人近いファンたちのサインに応じている曺薫鉉9段と趙治勲9段.それこそ韓国囲碁の幸せな時間だ。 
 
原文記事:ネットマーブル囲碁nTV |メイン|囲碁のすべて、囲碁nTV