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韓中日最大優勝賞金棋戦は?
韓中日3ヶ国プロ大会優勝賞金比較
 
日本囲碁賞金王井山裕太
 
▲優勝賞金4億2000万ウォンで単一棋戦の中で最大級金額を誇る日本棋聖戦を保有している井山裕太. 

韓国、中国、日本に各種プロ囲碁大会があるが、'7大棋戦'が存在する日本を除けばその序列には明確な等級や分類基準はない。 だが、プロ大会は賞金が重要なだけ、優勝賞金金額にしたがってその大会の権威などを察することができる。 

国内棋戦のうち最高優勝賞金はLet's Run Park杯の8000万ウォンだ。 イ・セドルはこの大会決勝3回戦でカン・ドンユンを2-1で押して優勝カップを持っていった。 20回を開催したGSカルテックス杯は優勝賞金が二番目に高い7000万ウォンであり、今年は35才モク・ジンソクがびっくり優勝して話題になったことがある。 

韓国で二番目に長い伝統を誇る名人戦は今まで42回が進行され、今年優勝賞金6000万ウォンの主人公はパク・ヨンフンだった。 不動の韓国1位パク・ジョンファンが優勝した国手戦は今まで58回大会を行った最も歴史が古くなった棋戦として名声が高い。 優勝賞金は4500万ウォンで国内棋戦の中で四番目に該当する。

9段だけが出場して'入神'らの饗宴として呼ばれるマキシムコーヒー杯もやはり優勝賞金4500万ウォンで国手戦と同じでチェ・チョルハンが優勝カップを持っていった。 今年の初めに終わった19回天元戦優勝カップはナ・ヒョンが占めた。 過去新鋭登竜門と呼ばれた天元戦優勝賞金は2500万ウォン. だが、天元戦は今年を最後に廃止された(新鋭大会である韓中未来天元戦に変貌).

TV棋戦であるKBS囲碁王戦優勝賞金は2000万ウォンで新鋭強者であるイ・ドンフンがパク・ジョンファンに2-0完封勝ちを勝ち取って優勝した。 その他にも少数棋戦があるが優勝賞金2000万ウォン以上の棋戦はこの程度だ。 

日本で最も注目される大会は 7大棋戦だ。7大棋戦のうち序列1位棋聖戦の優勝賞金は約4億2000万ウォンに達する。 

優勝賞金だけみる時日本の優勝賞金は途方もない。 その他の世界大会よりもはるかに大きい。 日本の第一人者である井山裕太が'大三冠'と呼ばれる日本ランキング1~3位棋戦である棋聖(4500万円、約4億1900万ウォン)名人(3300万円、約3億700万ウォン)本因坊(3200万円、約2億9700万ウォン)を全て占めている。 その他にも碁聖(800万円、約7400万ウォン)を保有していて阿含桐山杯優勝で5冠王に上がって名実共に日本の最強者として君臨している。

日本4位棋戦である王座戦(1400万円、約1億3000万ウォン)は村川大介、5位棋戦である天元戦(1300万円、約1億2000万ウォン)は高尾紳路、7位棋戦である十段戦(700万円、約6500万ウォン)は伊田篤史が優勝した。 

一方中国棋戦の歴史はそんなに長くはない。 中国棋戦のうち最も古くなった棋戦は29年間持続した天元戦であり、それより1年遅れた名人戦も中国の伝統棋戦の中の一つだ。 この二つの大会は日本棋戦を参照して作った棋戦なので大会方式が皆挑戦碁形式であり、現在のタイトル保有者は全てチェン・ヤオイェだ. チェン・ヤオイェは二つの棋戦で優勝して全て合わせて35万中国元(約6400万ウォン)の賞金を持っていった。

去年2回大会を行った落陽龍門(ヨンムン)杯棋聖戦の優勝賞金は60万中国元(約1億1000万ウォン)で現在の中国個人戦のうちでは最高の賞金を誇っている。 ジョウ・ルイヤンが2連覇を達成し,この大会もやはり挑戦碁方法を取っている。 隔年制で広がる爛柯杯の優勝賞金は50万中国元(約9200万ウォン)であり、二番目に多くの優勝賞金を誇る。 去る大会ではパン・ティンウィが優勝した。 

これらより優勝賞金は多少少ない45万中国元(約8300万ウォン)だが11年の伝統を繋いでいきつつある昌期杯が賞金順位3位棋戦だ。 昌期杯は11年前初めて大会を行う当時優勝賞金40万中国元(約7400万ウォン)を掲げて最高賞金がかかった棋戦として出発した。 11年前40万中国元なら北京中心にある中国棋院近隣でアパートを一戸暮らせるほどの金額だった。 

中国棋聖戦、名人戦、天元戦は全て挑戦碁方式で進行される。 優勝すれば最小限次期大会準優勝は確保しておけることなのでその地位はより一層大きいと言える。 

だが、中国の他の棋戦はほとんどの選手権戦なのでたとえ過去の大会優勝者でも本戦シードが配分される程度の恩恵だけがあるだけで1ラウンドから再び走らなければならない。 このために春秋戦国時代をむかえた中国囲碁界は多くの棋戦で優勝をするには絶対的な実力を備えなければならない。 

現在の中国の実質的な1人者として議論されているコ・ジェさえもリコー杯と阿含桐山杯二つの棋戦で優勝しただけであり、中国1位に上がっているス・ウェはたった一つの棋戦(棋王戦)の外に優勝をできなかったほど。 

中国女流棋戦の中で最も長い歴史である建設交通杯はすでに12年を開催し、現在の優勝賞金は20万中国元(約3700万ウォン)だ。この大会で優勝するのはすべての女流棋士にとっての大きな目標であり、去る大会優勝はチャオ・ユィンが占めた。 

その他にも中国には西南王杯、冠軍戦など多くの招待棋戦がある。 プロ棋士の数が多くて全国各地に分布していて見たら多くの予選試合はインターネットを通じて進行される。 昌期杯は今年からオープン制を実施し、すべてのプロ棋士がインターネット参加申し込みを通じて予選戦に参加することができるようになった。 

一方中国アマチュア大会優勝賞金は想像を跳び越える。 アマ大会最高賞金を誇る陳毅杯は12万中国元(約2200万ウォン)の賞金が与えられる。 アマチュア大会優勝賞金が2000万ウォンを越えたのだ。 さらに陳毅杯より大きい大会を開催しようとするスポンサーが非常に多くてかえってアマ大会賞金の上限ラインを調節しなければならないほどという。

陳毅杯の後に続いて国学杯の賞金もすでに10万中国元(約1800万ウォン)に達して、優勝賞金5万中国元(約900万ウォン)~6万中国元(約1100万ウォン)規模のアマチュア大会が絶えず作られている。 このために陳毅杯、晩報杯などで優勝してプロ棋士申請資格がある者がプロ申請をしないでアマチュアとして残ってアマ大会賞金狩り(?)に注力する場合もあるほど。

5万中国元以下のアマチュア大会は全国的に推し量ることができないほど多い。 アマチュア棋士の中で馬天放(マ・テンポン)は陳毅杯をはじめとして海南三亜杯、江西風成杯で優勝して一年に22万中国元(約4000万ウォン)を稼いだし、白宝祥(パイ・ウィシャン)もやはり河北怀安杯、国際商旅杯、寧波東方杯など3個の大会で優勝して17万中国元(約3100万ウォン)の賞金を占めた。 

反面、プロ単位を有しているプロ棋士であっても正式試合で受ける対局料と賞金を全て合わせた1年の収入が5万中国元(約900万ウォン)にしかならない場合も多いという。
 
原文記事:タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM 


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