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[LG杯] "これを知れば面白さが二倍!"

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▲江原道(カンウォンド)とLG杯は縁が深い。前期には江陵(カンヌン)で開幕式を持ったのを始め麟蹄郡(インジェグン)マネマウル、再び江陵(カンヌン)に巡回して大会を行った。今回の平昌(ピョンチャン)対局は江原道(カンウォンド)の積極的な助けでなされた。

 

第20回LG杯棋王戦をさらにおもしろく見るには?
"全人未踏の2連続優勝者誕生するか注目"
"8-8均衡成し遂げた韓・中国の優勝の行方はどこに"

二十回目王座を決めるLG杯朝鮮日報棋王戦が本戦最初の関門を通過する試験を行った。 その結果一直線上の出発点に並んで両側に並んだ32人の挑戦者のうち半分が離れて行った。 32分の1だった競争率が16分の1に減ったのだ。

競争率が低くなっただけ優勝確率は高まったのだろうか。 算術的に代入するだけではない。 今後優勝まで必要な勝ち数は5勝(決勝は3回戦). ラウンドが上がるほど相手の力はさらに強くなってひと勝負勝つことはさらに難しくなる。 '天敵'に会う事もでき'伏兵'が陣を敷いていることもできる。

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▲平昌(ピョンチャン)オリンピックのメイン舞台になるアルペンシアリゾートは人体健康の最適高度という海抜700メートルの大関嶺(テグァルリョン)に位置している。白頭山脈の精気が流れてきて三面で抱いたあたりということが関係者たちの話.

今回のLG杯は二十回目チャンプが誕生する意味の他にもいくつかの点で注目をあびる。 一つは最初の2連続優勝者が出てくるかということで、また一つは中国の90後中で初めての世界大会2回優勝者が出てくるかということだ。

LG杯は妙だ。 現在まで4回以上進行された世界大会のうちで2連覇者が出てこなかった大会は応氏杯とLG杯だけだ。 応氏杯は4年に一度開かれるので毎年開催する大会ではLG杯が唯一だ。

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▲もし対局中に不祥事(?)が起こるかと思って朝起床してから水もあまり飲まなかったチェ・チョルハンは途中休憩なしの6時間30分の間トイレに一度も行かないまま'その姿勢のまま'対局する意志を発揮した。


同じ年スタートしてパートナーになっている三星火災杯では3度や連続優勝者が誕生したこととは全く対照的だ。 また、4回行って消えたBCカード杯とトヨタデンソー杯でも連続優勝者が出てきたことに比べるとLG杯は特異でもある。 さらに14回大会からは新しい顔の優勝者が毎年排出されている。

直ちに連続優勝をにらむことができる棋士はディフェンディング チャンピオン パク・ジョンファンだ。 パク・ジョンファンは32強戦で同年齢タン・シャオを折って順調に出発した。 現在19ヶ月連続韓国ランキング1位の上に非公式ではあるがランキング専門家ペ・テイル博士が算定した世界ランキングでも1位に上がっていて最も強力な優勝候補に選ばれる。

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▲国内主催の世界大会本戦は昼休みがない。特にLG杯は制限時間3時間で朝9時に始めれば午後3~4時までノンストップで続く。大会場片隅にはおやつの材料を準備しているが対局に集中してみるならば足が良く行かない。ジョウ・ルイヤンを撃破したキム・ミョンフンが疲れた様子で腹の足しをいっぱい握って対局場を出た。
 

だが、相手は一様に強くて、準決勝まで単盤で進めるトーナメント戦の特性上あちこちに危険要素がかくれている。 だとしてもワールドカップ サッカーのように世界的な賭博士が優勝配当率を付けるならばおそらくパク・ジョンファンが最も低い配当ではないか。

もちろん前期準優勝の恨みをはらそうとするキム・ジソク、2009年富士通杯が唯一のメジャータイトルであるカン・ドンユン、車椅子闘魂のチェ・チョルハン、'牡牛'パク・ヨンフンとウォン・ソンジン、2連続日本棋士に会うイ・ドンフン、直前の春蘭杯を優勝した古力、中国ランキング1位ス・ウェ等等残りの棋士が聞けば不満を表わすだろうが….

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▲アルペンシアリゾートは昨年MBCで放映されたドラマ'ホテルキング'の撮影地としても有名になっている。


もう一つ、90年代生中国棋士の個人二回目優勝がなされようかということだ。 今まで世界大会優勝を味わった中国の90後は合計8人. チャン・ウェイジェ(16回LG杯),ジョウ・ルイヤン(1回百霊杯),ス・ウェ(17回LG杯),パン・ティンウィ(7回応氏杯),ミ・ウィティン(1回梦百合杯),タン・ウェイシン(18回三星火災杯),トゥ・ジャシ(18回LG杯),コ・ジェ(2回百霊杯)順だ。

ところがこの8人は全てただ一度の優勝に終わっている。 この中で5人が今回のLG杯本戦に出場したがその中でス・ウェ、コ・ジェ、トゥ・ジャシが生存している。 韓国の90後優勝者はパク・ジョンファン1人で、前期LG杯を優勝することによって2011年の富士通杯優勝と一緒に二回目世界制覇を成し遂げている。

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▲敗者の後ろ姿は寂しい。中国は32強戦だけでジョウ・ルイヤン(写真)をはじめとして三人の世界大会優勝経歴者を失った。

現在8-8でするどく拮抗している韓国と中国の優勝回数がどちらに再び傾くかということも関心の対象になる。 韓国は12回大会までしても7-2で中国に大きく先んじたがその後6連続優勝カップを渡して逆転を許容した。 そうして前期パク・ジョンファンの優勝で均衡を合わせた。

最年少優勝記録の更新の有無も注目の的だ。 LG杯の最年少優勝は2003年7回の時イ・セドルがたてた20才25日だ。 来年2月基準としてこの記録に挑戦可能な棋士はイ・ドンフン、キム・ミョンフン、コ・ジェだ. 一方1998年2回の時、王立誠がたてた最高齢優勝記録(39才9ヶ月)はイ・チャンホと結城聡の脱落で今回は不可能になった。

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▲チェン・ヤオイェを撃沈させた韓国のアマチュアアン・ジョンキは'夢を見るようだ"という所感を伝えた。 アン・ジョンキの研究生ランキングは5位圏内. これぐらいの実力者が四、五人もいるという話だ。 今回の平昌(ピョンチャン)対局の手順記録は韓国棋院研究生が受け持っているのだがMARS事態にもかかわらず'アン・ジョンキ応援部隊'を兼ねて結成したという後日談。 アン・ジョンキをはじめとする研究生が大会休息日である9日、現地検討室で研究にまい進している。
 

この他にアマチュアアン・ジョンキの挑戦がどこまで続いてジョ・インソン、チェ・ヒョンジェに続き史上三人目のポイント入段に成功するのかにも成り行きが注目される。 また、台湾が4年ぶりに8強進出者を出すのかも関心事だ。

棋戦総規模13億ウォン、優勝賞金3億ウォンの第20回LG杯は10日午前9時から16強戦につながる。 韓国10人、中国4人、日本1人、台湾1人が出場する。 韓中戦が四対局、韓日戦と韓台戦が各ひと勝負、私たちどうしの'兄弟対決'も二対局で広がる。

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▲ 32強戦を行うために対局場に並んで向かっているパク・ヨンフン(左側)とパク・ジョンファン.一緒に勝利をおさめた二人の棋士は偶然にも16強でぶつかり合う。世界大会16強で韓国棋士間の'兄弟対決'は2012年LG杯以後満3年ぶりだ。 
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しい、カンマ、Goハンゲーム! 



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