2015年3月17日、東京電気通信大学で第3回電聖戦が開催された。毎年行われているプロ棋士vsコンピュータ囲碁ソフトによる公式戦だ。対戦するプロ棋士は第1回は二十四世本因坊秀芳、第2回は依田紀基九段で、今回は二十五世本因坊治勲だ。

対するコンピュータ囲碁ソフトは第8回UEC杯コンピュータ囲碁大会を優勝したソフト「CrazyStone」(仏レミ・クーロン作)と準優勝の「DolBaram」(韓イム・ジェボム作)。

▲フランスのレミ・クーロン氏(左)、韓国のイム・ジェボム氏(右)

▲過去の対戦成績(電聖戦公式サイトより)

対するコンピュータ囲碁ソフトは第8回UEC杯コンピュータ囲碁大会を優勝したソフト「CrazyStone」(仏レミ・クーロン作)と準優勝の「DolBaram」(韓イム・ジェボム作)。

▲フランスのレミ・クーロン氏(左)、韓国のイム・ジェボム氏(右)
ルールは日本ルール、手合割は第1局DolBaram戦は4子局、第2局CrazyStone戦は3子局。持ち時間は30分、切れたら1手30秒未満(但しコンピュータのオペレート時間は含まない)。賞金は第1局10万円、第2局20万円。

▲過去の対戦成績(電聖戦公式サイトより)

▲対局・大盤解説会共に電気通信大学西9号館で行われた。

▲第1局準備中の韓国イム・ジェボム氏。

▲待機中の二十五世本因坊治勲。

▲対局ソフト名は「DolBaram」(ドルバラム)。韓国語で石の風だ。今回が初参加との事。

▲4子局で行われた。

▲二十五世本因坊治勲の着手。

▲対局中はハンカチをくしゃくしゃにする癖がある二十五世本因坊治勲。

▲検討室の様子。対局室と同じ3階だ。

▲大盤解説会の様子。1階のホールで行われた。立ち見が出る程賑わった。

▲解説は依田紀基九段。聞き手は吉原由香里六段だ。自由すぎる依田九段の発言に会場内はおおいに沸いた。

▲残念ながら負けてしまった二十五世本因坊治勲。

▲検討は解説会場で行われた。

▲負けてしまった二十五世本因坊治勲のマシンガントークは止まらない。

▲カンペを出すスタッフ。

▲それでも止まらない二十五世本因坊治勲の爆笑トーク。

▲第2局は第8回UEC杯で優勝したフランスのレミ・クーロン氏の「CrazyStone」(クレイジーストーン)だ。2年ぶり4回目の優勝。

▲以前4子でプロに勝った事があるので3子局で行われた。

▲結果は二十五世本因坊治勲の中押し勝ち。

▲安堵する二十五世本因坊治勲。

▲以前プロ棋士に4子で勝った事があるのだが3子では勝てなかった。

▲表彰式の様子。

▲棋聖戦より賞金が少ないとボヤく二十五世本因坊治勲。

▲今回は立会だったがいずれ台湾でチームを組んで対局者として参加したいと述べる王銘琬九段。

▲記念撮影。

▲イベント終了後、控室で取材を受けるイム・ジェボム氏。棋力はアマ2~3段くらいとの事。

▲レミ・クーロン氏はアマ5級くらいとの事。対局ソフトには投了の設定をしていなかったので最後はレミ氏自身による判断で投了したそうだ。

▲1勝1敗で終えてプロ棋士としての面目を保てたという二十五世本因坊治勲。
(文・撮影:nitro15)
--
第1局(趙治勲vsDolBaram)4子局

棋譜再生
--
第2局(趙治勲vsCrazyStone)3子局

棋譜再生
--
写真まとめ
第3回電聖戦~開会式~
第3回電聖戦~第1局(趙治勲vsDolBaram)4子局~
第3回電聖戦~第2局(趙治勲vsCrazyStone)3子局~
--
韓国記事翻訳
【韓国話題】趙治勲9段に4子で勝つ囲碁プログラムご存知ですか? DolBaram製作者イム・ジェボム氏インタビュー : 【15】