2015年2月14日、東京日本棋院で日本プロ棋士ペア碁選手権2015が開催された。総勢32名16組のプロ棋士によるペア碁が行われ、1回戦から準決勝まで熱戦が繰り広げられた。出場棋士は以下の通り。

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プロ棋士ペア碁選手権2015|出場棋士・組み合わせより)

井山裕太・矢代久美子ペア(※前年度優勝)
加藤啓子・村川大介ペア
向井千瑛・高尾紳路ペア
知念かおり・二十五世本因坊治勲ペア

青木喜久代・小林覚ペア
小山栄美・羽根直樹ペア
石井茜・山下敬吾ペア
奥田あや・張栩ペア

万波奈穂・依田紀基ペア
王景怡・趙善津ペア
吉田美香・山城宏ペア
桑原陽子・結城聡ペア

鈴木歩・秋山次郎ペア
小西和子・溝上知親ペア
謝依旻・河野臨ペア
藤沢里菜・一力遼ペア


ルールはオール互先で先番6目半コミ出し。初手から1手30秒の秒読み、1分づつ10回の考慮時間。1回戦の対局は抽選により、2回戦目以降は勝ったペア同士のトーナメント戦方式で決勝戦を行い、優勝ペアを決定する。組み合わせ抽選会は2014年11月28日に行われた。


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プロ棋士ペア碁選手権2015|出場棋士・組み合わせより)


決勝進出は鈴木歩・秋山次郎ペアvs小山栄美・羽根直樹ペアとなった。決勝戦は来月27日に行われ囲碁将棋チャンネルで放映予定だ。





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▲開会式待機中の棋士達。関西や中部等これほどのトップ棋士が一同に集まるイベントは珍しい。

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▲一回戦開始の様子。

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▲前期優勝の矢代・井山ペア。

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▲最年少の藤沢・一力ペア。共に十代だ。

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▲奥田・張栩ペア。

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▲ペア碁専用の記録時計。手番の者のランプが光るようになっている。

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▲観客はかなりの至近距離から観戦できる。写真撮影も可能だ。(ただしフラッシュは不可)

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▲これほどの人数ながらも対局場内はとても静かだ。囲碁ファンの観戦マナーはとても良い。

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▲万波・依田ペア。

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▲石井・山下ペア。


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▲山下敬吾九段は現在行われている棋聖戦の挑戦者だ。19日・20日に第4局が行われる。



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▲二十五世本因坊治勲のメガネに碁盤が映っている。


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▲1回戦は全部で8対局行われ、全て観戦できる。

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▲知念・趙治勲ペア。1回戦で敗退してしまった。

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▲張栩九段。対局中の表情が豊かだった。

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▲1回戦を突破した向井・高尾ペア。

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▲小山・羽根ペアに敗れてしまった矢代・井山ペア。前期優勝ペアが1回戦で脱落してしまった。

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▲こちらも1回戦敗退の石井・山下ペア。ペア碁の検討は敗れても和気あいあいとしている。


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▲会場にはペア碁の歴史パネルが展示されている。


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▲1回戦終了後昼休憩。そして午後からは2回戦と準決勝が行われる。

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▲奥田・張栩ペアを破って2回戦に進出した加藤・村川ペア。

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▲知念・趙治勲ペアを破って2回戦進出した王景怡・趙善津ペア。

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▲一児の母となった鈴木歩六段。

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▲2回戦からは会場後方に椅子が設置され、座りながらモニター観戦できる。

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▲万波・依田ペアに勝って2回戦進出した桑原・結城ペア。身長差が凄い。

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▲高尾紳路天元十段。惜しくも2回戦敗退となった。自身のブログでも報告している。

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▲村川大介王座も2回戦で敗退してしまった。男性棋士のタイトル保有者は全て脱落となった。

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▲準決勝は謝依旻・河野臨ペアvs小山・羽根ペア、鈴木・秋山ペアvs吉田・山城ペアとなった。

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▲対局は会場前方のみとなった。

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▲別室では大盤解説会が行われた。

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▲観戦に来ていた余正麒七段と談笑する一力七段。

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▲小山・羽根ペアが決勝進出。検討に加わる大竹英雄名誉碁聖。

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▲バレンタインだからか手にチョコレートを持っていた。

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▲別室での大盤解説会が終わり、対局会場には大勢の観戦者が詰め寄せた。

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▲観戦に来ていた武宮正樹九段も検討に加わった。

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▲決勝は鈴木歩・秋山次郎ペアvs小山栄美・羽根直樹ペアとなった。秋山九段は今回が初出場との事。小山六段は夫も息子もプロ棋士の囲碁一家だ。

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▲決勝戦は3月に行われる予定だ。
 
(文・撮影:nitro15)

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以下写真まとめ
プロ棋士ペア碁選手権2015~開会式・1回戦~ 
プロ棋士ペア碁選手権2015~2回戦~  
プロ棋士ペア碁選手権2015~準決勝・閉会式~