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‘怪物’藤沢の転生、孫娘里菜がいる
よどみない優勝疾走…その祖父にその孫娘

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▲いきいきとした16才少女が日本女流囲碁界を揺さぶっている。 藤沢里菜は'怪物'藤沢秀行(小さい写真)の孫娘だ。
 

私たちの女流プロ囲碁にはチェ・ジョン、中国にはウィ・ズインがいる。韓中女流囲碁現在のトップだ。日本は? 少し前までは台湾出身の謝依旻(25)が不動の第一人者であった。2006年頃からタイトルに飛び込んだし、以後各種タイトルを連覇した。少し前まで謝依旻の行進に異常兆候のようなものはなかった。そうだった。そうだったが最近注目する変化がおきている。 謝依旻の長期政権鉄甕城(チョロンサン)に亀裂が見え始めた。 やはり権不十年(同じ者が権力の座に10年以上あるべきではない)だ。

日本女流囲碁の金星藤沢里菜(16)が日本女流囲碁界を揺さぶっている。 第33期女流本因坊戦で挑戦権を占めると11月7日日本棋院で開かれた挑戦5回戦第3局で現タイトル保有者向井千瑛に黒を持って233手で5目半勝ち、1~2局連勝に続き総合成績3対0で一気に頂上を征服した。 

日本女流プロ棋戦では女流本因坊、女流名人、女流棋聖と今年スタートした会津中央病院杯などがある。 日本プロ囲碁7大タイトルのうちビッグ3の序列が棋聖→名人→本因坊であることとは違って女流側は本因坊が歴史も一番ながくて序列も1位だ。 

 
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▲日本に渡っていって後輩の養成に力を注いでいる洪清泉(右側)が藤沢里菜の師匠だ。 
 

藤沢里菜とは誰か. 今年2月中国、江蘇省チャンイェンで開かれた第4回黄竜士双登杯韓中日女流団体戦に日本2番手で出場、中国先鋒スン・ルンフイの4連勝を遮ることで世界舞台デビュー戦で合格点を受けたまさにその少女だ。 日本には韓中に敵対するほどの女流棋士がないとみて、日本チームを全く警戒しなかった人々は目を丸くした。 それのみか、人々はその少女がすぐに過去日本独創的品格の技芸と破格の奇行で囲碁ファンたちの心を打った20世紀囲碁の伝説、'怪物'藤沢秀行の孫娘という事実にまた一度驚いた。 

"何年か前、2010年に入段したという話は聞いた。 11才6ヶ月. 日本女流棋士中で最年少記録であるうえ、藤沢の孫娘で、父もプロ棋士なので期待をしたが、その後特にニュースがなくてまあまあである程度なのかと思った。 そういえば以前とは違い最年少入段記録のような事がこの頃はそれほど意味がない。 この頃は10代初めに入段する囲碁天才がどこにでも一人や二人いる。 問題は入段後どのように成長するかだ。 ところがいよいよ今日現れた。 私たちは全て里菜祖父の熱烈なファンだった。 里菜 父に対してはあまり知りませんが….(藤沢一就が父だ)." 

これに先立ち、藤沢里菜は数ヶ月前、6月に第1回会津中央病院杯で奥田あや(26)を負けさせ優勝した。 15才9ヶ月、日本女流プロ囲碁史上最年少タイトル獲得記録だ。 向井と奥田は最近世界女流大会常連日本代表で顔がしばしば見える。 女流棋士のうちでは指折り数えられる強者. 

会津中央病院杯はタイトルの名前ぐらい独特の棋戦だ。 本戦トーナメント入場者は8人で、決勝は一番勝負なのだが、制限時間が各自5時間で'ビッグ3タイトル'のように二日制で置く。 優勝賞金700万円. 女流本因坊は580万円で、女流名人と女流棋聖は同じように500万円なので、賞金で言ってみれば会津中央病院杯が実質的な女流プロ棋戦序列1位で女流本因坊が2位であるわけだ。

私たちの女流棋戦優勝賞金が1000万~1200万ウォンであることに比べるならば500万円、700万円は大きい。 その上猫も杓子も早碁、早碁の時代に、時代の流れに抵抗するように復古風の二日囲碁を持ち出したので侮れない。 これを通じて藤沢里菜のような素材がずっと登場することを願う。 

どうであれ現時点で言ってみれば藤沢2段が序列1~2位タイトルを席巻したことなのだが、ただしだからと言ってもう藤沢2段が1番だと断言するにはまだちょっと早い、というのは謝依旻名人-棋聖との正面勝負がまだないためだ。

謝依旻の経歴は実に華麗きらびやかだ。 2006年第8期女流最強戦優勝が初めてのタイトルであったのだが、17才1ヶ月、当時としては女流棋士史上最年少記録だった。 翌年17才11ヶ月でやはり史上最年少で第26期女流本因坊に就位したし、2012年第31期まで6連覇して32期の時、向井に奪われた。 それを今回藤沢が奪った。

 
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▲藤沢里菜-奥田あや行った会津中央病院杯決勝場面.
 

謝依旻はまた、2008年には第20期女流名人を勝ち取ったし(これも史上最年少),2014年今年26期まで向井、奥田などの挑戦を振りきって7連覇している。そうであるかと思えば2010年には第13期女流棋聖に上がって今年17期に達する間15期の時一度を抜いて4度を制覇した。

3大女流棋戦だけで17回優勝の大記録をたてていて、'名誉女流本因坊'と名誉'女流名人'称号をすでに取っている。 日本ではあるタイトルを5連覇以上するならば、以後タイトルから退けば'名誉OO'と呼ばれる。 果たして今謝依旻と藤沢が正面対立するならば? 

"貫ろくや老練味では当然謝依旻だろうが、五分五分で見る。 来年ならば藤沢にかける。 謝依旻はいつのまにか中天を過ぎて、藤沢は昇る太陽ではないのか。 年齢も25才と16才. 過去の事例を見たり、最近の傾向で藤沢が6対4程度に無条件有利だろう。 そしてもう韓中日女流囲碁は18才チェ・ジョン、17才ウィ・ズイン、16才藤沢の角逐になるものと見られる"というのが評者の話だ。 

国内では良く知られていないが、藤沢は洪清泉(33)の弟子だ。 多分最高級の実力であったのに入段運が従わないので果敢に日本に渡っていって2005年に囲碁道場を開いて活動を始め、2009年にいよいよ関西棋院で入段の夢をかなえた洪清泉だ。 東京市ヶ谷にある'洪道場'はすでに名門囲碁道場として伸びている。 プロ棋士12人を排出した。

全世界20才未満の新鋭が競争した第1回グロービス杯世界囲碁U-20では予想外の韓中の新進精鋭を締め出して優勝、日本新鋭に対する警戒心を呼び起こした一力遼(17)をはじめとして90年代生まれのいきいきとした日本青年棋士の中で最近農心杯などで日本代表で出場する実力者がたいてい洪道場出身だ。 現在35人の子供達が日本囲碁再建を夢見ている。 

"里菜が六才の時、私たちの道場にきました。 10年余り一緒に勉強して見たらもう弟子とみるより末っ子の妹のようで、娘のようです。 勉強を熱心にします。 入段後向上速度がますますはやくなっています。 次の目標は女流世界大会です。 期待されても良いと思います。" 

この棋士は日曜新聞12月03日付イ・クァング客員記者による日本の'昇る太陽'藤沢里菜2段ストーリーをそのままのせました。