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[農心杯] '井山'思いを示した

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▲復碁中であるパク・ジョンファン9段(右側)-井山裕太9段. 今回の対決で二人の棋士の相手戦績は2勝1敗で井山が一歩先んじることになった。
 

第16回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦10局
パク・ジョンファン、序盤強攻失敗で井山に完敗

連勝するだろうと信じていたパク・ジョンファンが敗れてしまった。 何より内容で完敗だったのが心痛い。 昨日敗色が濃厚だった囲碁を終盤の闘魂で大逆転劇を広げたパク・ジョンファンだが今日はそのような幸運はなかった。 反面日本は2次戦で全滅危機を克服して3次戦に臨むことになった。 

3日釜山(プサン)農心ホテル9階VIPラウンジで広がった第16回農心辛ラーメン杯第10局で韓国の4番手パク・ジョンファン9段が日本の最後の砦である井山裕太9段に155手中押し敗した。 これで韓国は主将キム・ジソク9段だけが残って最終3次戦に臨む。 

パク・ジョンファンは前日囲碁での乱調を挽回しようとするように序盤から強攻を広げたがかえって井山の逆襲で苦戦に陥った。 終盤に捉えていた40目を殺しながら大反転を狙うものすごいスケールに出たが井山の応酬はキチンと正確だった。 

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囲碁TVキム・マンス解説者は"今回の対局を見ては日本の序盤研究が韓国と中国に劣らないことを見せてくれた"としながら"井山9段が序盤パク・ジョンファン9段の強硬姿勢に真っ向対立する鋭さがすごかった。 やはり日本の第一人者らしく強大なパク・ジョンファンとの対決で押されない激しい棋風であることが分かった"と話した。 

強豪パク・ジョンファンを折った井山は来年3月上海で開かれる3次戦で中国のミ・ウィティン9段と対戦する。 日本7大棋戦で6つの優勝カップを抱いて第一人者の地位を馳せている井山はこれまで世界大会でこれという成績を出せなかったので3次戦でどんな姿を見せるのか注目される。 

農心杯は韓中日を代表する棋士5人ずつ出場して連勝戦で覇権を決める国家対抗戦だ。 優勝国にだけ授ける賞金は2億ウォンであり、棋士は一局当たり300万ウォンの対局料に3連勝達成時から1勝あたり1000万ウォンずつの連勝賞金を追加で取得することができる。 これまでの優勝回数は韓国11回、中国3回、日本1回. 

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▲立会人キム・イン9段が開始を宣言するとすぐにニギリをしている二選手.

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▲韓国検討陣. 中盤戦当時の形勢が良くないのか表情が明るくない。

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▲前面に位置している日本検討陣. 2次戦ずっと検討室を守った。

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▲関係者たちが見守る中で復碁をしている二選手.

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▲ "パク・ジョンファンとの対局で全力を尽くす"といった井山裕太9段. ややもすると韓中戦になるところである3次戦をより一層興味深くさせた。

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▲前日乱調の中でも勝利して'やはり第一人者'という信頼を与えたパク・ジョンファン9段. だが、昨日に続く朗報は聞かせることができなかった。

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第16回農心辛ラーメン杯第10局
●井山裕太9日vs ○パク・ジョンファン9韓
結果:井山、145手黒中押し勝ち

41に受けないで上辺に入った手が性急だった。
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50で先に60に置くのが良くなかっただろうか。 
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65が恐ろしい手。井山9段が正確に読んでいたようだ。
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66で置いた手から勝負の賭けなのだが井山9段の応酬が正確だった。 
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パク・ジョンファン、日本井山裕太に敗北

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▲パク・ジョンファン-井山裕太(勝). 
 

韓国1位パク・ジョンファンが日本最強者井山裕太に惜敗した。

第16回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦2次戦釜山(プサン)シリーズ最後の対局だった第10局から韓国4番手で出場したパク・ジョンファンが日本主将井山裕太に155手白中押し敗した。

4連勝を走っていた中国のワン・シーを阻止するために韓国が前に出した必勝カード パク・ジョンファンが初期の目的は達成したが1勝で終わって韓国の農心杯優勝カップ奪還に暗雲が立ち込めた。 韓国が優勝するためには主将キム・ジソクの'3連勝'が必要な状況になった。

反面4年連続2次戦で全員脱落という絶体絶命の時に登板した日本の自尊心'6冠王'井山裕太は韓国1位パク・ジョンファンを相手に侮れない実力を誇示して勝利をおさめて日本を危機から救った。

昨日(2日) "私の全てを見せる。 日本を必ず最終ラウンドに進出させる"という決然とした出馬表を上げた井山裕太は今日良い内容で勝利して自身の言葉を守った。
 

農心杯釜山(プサン)シリーズ最後第10局が日本の勝利で終わって現在の生存選手は韓国1(キム・ジソク)日本1(井山裕太)中国3(ス・ウェ、 ミ・ウィティン、 レン・シャオ)になった。

来年3月3日中国、上海で開始される第16回農心杯3次戦第11局は日本最強者井山裕太と中国2位ミ・ウィティンの対決で広がる。 

自国ランキングが低いレン・シャオに先立って中国3番手で先に出場する梦百合杯世界タイトル ホルダーミ・ウィティンを迎えて日本主将井山裕太がどんな姿を見せるのか関心が集まる中で韓国が優勝するためには主将キム・ジソクが3連勝をしなければならない状況だ。  

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▲キム・ジソクとアン・ソンジュンが共にした復碁は長時間続いた。 

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▲農心杯釜山(プサン)シリーズ最後の10局韓日戦の復碁が長時間可能だった理由は有能な通訳がいたためだ。 関西棋院カン・ミンホプロ(左側)が日本選手団の通訳として同行して大会期間ずっとお疲れ様でした。 カン・ミンホ氏は韓国棋院研究生出身で一昨年日本に渡っていって入段に成功している。 

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▲パク・ジョンファンとキム・ジソク. 韓国囲碁を導く二頭立て馬車が今日の対局の勝負所を共に探ってみている。

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▲日本最強者井山裕太はやはり甘い相手ではなかった。 主将井山裕太が崖っぷちになった日本を救い出して久しぶりに韓中日3国が皆揃った3次戦を迎えることになった。 
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