映画専門記者が見た'神の一手'

この記事は東亜ドットコム チョ・ユギョン記者が書いた<'神の一手'レビュー>をそのまま移したものです。
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[レビュー] ‘神の一手’、マルチキャスティングの動きが素敵な‘一手’であった

ある見方をすれば、映画も一種の囲碁ゲームと同じだ。 ‘碁盤’という撮影環境と‘対局時間’と同じ製作期間そして競技を進行する‘碁石’のような俳優まで…. 良い手を置いてこそ良い囲碁対局を繰り広げるように全てがよく合ってこそ良い映画が作られる。 そのように打つならば、映画‘神の一手’(監督チョ・ポムグ)は碁石を良く置いたようだ。 

賭け碁の世界と犯罪アクション物が合わさって観客に快感を伝える‘神の一手’はチョン・ウソン、イ・ボムスなど刃が鋭くなった男たちの素敵なアクションも見どころだが派手なキャスティングも欠かすことができない面白味だ。 

イ・ボムス、アン・ソンギ、アン・ギルガン、キム・イングォン、チェ・ジンヒョク、イ・シヨンなど韓国映画で有名な俳優を全部集めた。 このようなラインナップならばまず作品に対する信頼ができることが当然だ。 だが、それが最大の弱点になり得る。 ややもすると間違っていてはキャラクターがでこぼこして‘敗着’になったりもする。 

だが、チョ・ポムグ監督は‘俳優’という‘碁石’をとてもよく置くようだ。 適切な配置であった。 テソク(チョン・ウソン)とサルス(イ・ボムス)が活動的に動く石ならば、周辺にある神様(アン・ソンギ),コンス(キム・イングォン),ホデク(アン・ギルガン),ヘソ(イ・シヨン)等はこれらを補佐して自身の位置をとてもよく守っている。 誰一つ飛ぶこともなかったし死ぬこともなかった。 優れた演出力の下に可能だったことだった。 

そうだからなのか。 ‘囲碁’という見慣れない素材を持って興味深い話を作った‘神の一手’は現在のボックスオフィスでトップに上って興行巡航をしている。 強大ロボット‘トランスフォーマー’との競争でも引けをとらない派手な成績表は停滞した韓国映画の気を立てている。 それはおそらく観客がついに興味をそそる映画を探したという意味でもある。 

高度な頭脳戦を要求する‘静’的な囲碁と血と汗がにじみ出る‘動’的なアクションは思ったより興味深い。 観客にアクションを見せようと思ったチョン・ウソンは長い腕と長い足を利用してすばやい身振りで痛快なアクション快感を披露する。 ‘よくできる’演技するチョン・ウソンは多少残忍になるアクションまでセクシーにさせてしまった。 最後のサルスとの対決では刃が鋭くなった男たちの対決で全身をスピーディーに刺す場面は圧倒的だ。 また、白色スーツのチョン・ウソンと黒色スーツのイ・ボムスがあたかも碁盤の碁石になって動く興味深い対決を広げる。 この他にも‘冷凍筋肉’で話題を集めたチェ・ジンヒョクとの対決は女心を刺激するのに充分だった。 

囲碁に対して門外漢といっても上映時間118分がうんざりしない。 映画は‘敗着’(負けることになる悪い手),‘着手’(碁盤に石を置く),‘布石’(戦闘のために陣を敷く),‘動き’(調和を作り出して勢力を展開する),‘死活’(生と死の別れ目)等囲碁用語を解説しておいたチャプター別に構成されていて内容を理解しやすい。 また、私たちが普段接することができなかった‘盲棋’や‘整地’等碁盤の状況が俳優たちの台詞ににじみ出て映画を見るのに困難はない。

青少年観覧不可. 118分.
[東亜ドットコム チョ・ユギョン記者polaris27@donga.com] 
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