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囲碁、公正な競技のための提言
スポーツ囲碁の時点で‘規定強化論’力得て

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▲LG杯本戦全景. 
 
 
囲碁は審判が必要ない公正な競技だと言われる。 それだけ盤上で起きる突発件は盤上でほとんど処理できるということだ。 だが、囲碁がスポーツ化されて規定がもう少し厳格にならなければならなくて以前の方式とは違わなければならないという点には共感している。 

アマチュア対局まで厳格な規定を作る理由は全くないが、勝負を通じて何か得ることができる試合ならばプロでもアマでも全部公正なルールが必要だ。 今まで問題がある部分は変えようとする過程で、先週二種類の問題点が一度に明るみにでた。 

 


1.競技中の昼休み 
 
5年前なら'これがなぜ問題なのか'といっただろう。制限時間1時間以下の競技は昼休みと関係なく対局を進める。およそ3時間程度がかかる試合には食事をする必要はないので問題にならない。 

ところが制限時間が2時間を越える時は昼休みを置く。 総競技時間が5時間を遥かに越えるので体力的な問題を考えて食事時間が必要だ。 だが、中盤戦真っ最中の激しい時に昼休み1時間進行を止めるならば、あえて食事をしなくても良い側は1時間をさらに考える事もでき、また、かなりのプロならば自身の頭の中の碁盤にいちいち参照図を描いてみることができる時間だ。 さらにホテルの部屋で行って碁盤に実際に置いてみることもできる。 

90年代韓国で競技をした日本の棋士は昼食を一行と一緒に食べる場合があまりなかった。 上品にルームサービスをとったが、関係者たちは食事をするのではなく研究をすることと察したし、また、実際にそうだった。 そうした点で不利だと感じた韓国棋士も家がソウルなのに対局場のホテルに宿泊する場合が多かった。

中国乙級リーグは制限時間が2時間を越える。 以前には2時間45分だったが今年は2時間25分の制限時間を置いて12時に始めて中断時間がない。 イ・セドル-古力の十番勝負の場合も10時間近い時間がかかるが本当にお腹がすくならば自身の制限時間を使って食事することができる。 韓国の場合、三星火災杯が制限時間を2時間に減らしてこの制度を最初に始めたし6月に広がるLG杯でも制限時間3時間囲碁では国内で初めて昼休憩を与えない。 この部分だけは自然に規定が変わる過程にある。

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▲各種対局時計形態-ドイツ製チェス時計囲碁TV用、木色EUチェス時計、レンガ色台湾応氏杯用時計、灰色-韓国棋院時計、藍色–日本棋院時計、空色-中国棋院時計.
 

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▲天元戦予選で自身が対局時計を押している姿.

 

2.一時停止問題(別名:トイレ問題)
 
先週韓国棋院を熱くさせた規定の中の一つだ。題名だけ見ては何の問題か見当もつかないこともある。先週には天元戦予選があった。対局料0ウォン時代に数少ない対局料が支給される試合であったため出席率は非常に高かった。 

対局場はプロが皆見渡すことができる一つの部屋だ。 7月1日以後広がるプロ競技では対局時計を停止してトイレに行くことができないということだった。 プロが試合で使う対局時計はボタンが2つある。 自身が置いた後ボタンを押すと同時に自身の時計は停止して相手の時間が経つ。 時間がたくさん残っている時は大丈夫だが最後の秒読みに入った時は状況がちょっと複雑だ。

たいてい1分以下の秒読み状況でトイレが急ならば困惑している。 それで最後の秒読み状況で自身の時間が経つのは中断して何度もトイレに行ってくることができたのが今までのルールだ。 だが、この部分が今だと問題になる。 

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▲スマートフォンではタイジェム棋譜を置いてみることができる。

 

最も大きい問題として選ぶのはスマートフォンだ。 放送対局はインターネット中継を同時にする。 それならスマートフォンでも自分の囲碁の中継を見ることができる。 不正が介入する余地があるということだ。 トイレでスマートフォンだけあるならば5秒以内に接続することができる。 そこには検討機能がある。 最後の秒読みで攻め合いになったと仮定するとすぐに妥協するべきかでなければ攻め合いをしなければならないのかの別れ目で40秒秒読みだ。 それなら意図的にトイレに行ってドアを閉ざして何分間か検討機能を通して攻め合いをしてみることができる。 時代が変わってあえて碁盤がなくとも打って見ることができる方法ができたのだ。 

 

ひとまず規制は不便を甘受しなければならない。 本当に急な場合があることに備えてひょっとして分からないから水も飲んではならなくて食事も胃もたれの心配がある食べ物は避けなければならない。 このような点を気を遣わなければならないということ自体が面倒になることだ。 

15年前対局場禁煙制度ができる時も反対の声が多かった。 国手の派閥は愛煙家の派閥という程タバコと囲碁は離そうとしても離せなかった。 今はベテランも対局場でタバコを吸うことはない。 さらに愛煙家であるイ・セドルが三星火災杯を置いて正に思い出すならば廊下まで出てきてタバコ一本をふかす姿を見なかったか。 すなわち、自身が持つ制限時間中に全てのものを解決しなければならない原則により一時停止問題も昼休み問題とともに直さなければならない状況になったのだ。

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▲イ・セドル-古力十番勝負も自ら対局時計を作動する。

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▲キム・イン-チョ・ナムチョル対局の姿.この時期には当然時計係が助ける方式だった。


3.秒読み問題
 
公式戦からはずせないことが秒を読む対局時計だ。 自然に予選には対局時計. 本戦以上は人が読む'旧式ストップウォッチ'を使う。 常に誰かが秒を読む事になじんだチョ・フンヒョンは10年前ぐらいには予選対局が多くなって時計を押す事に習熟しなくて時間負けを当てられたことが一、二度でなかった。 草創期には人が時計を押して読むのが気楽な世代が明らかに存在した。 

今年十番勝負を見て最も驚いたことの中の一つはイ・セドルと古力が直接時計を押すという点だった。 TVでよく見る時計係は専門職業員でない。 失敗をしてもアルバイト職員に責任を問うことはできない。 これまで私たちの囲碁界は大きい勝負であるほど記録担当者と時計係が当然いなければならないと考えた。 特に考えもせず日本囲碁がそうした点にそのまま従ったのだ。 

この点に対してイ・セドルに尋ねたことがある。 彼は一生一代の勝負をする立場で囲碁外敵によって勝負に影響を受けるならばそれよりくやしいことはないといった。 当然時計は当事者が押さなければならないといった。 中国は対局時計を代わりに押す試合がないので時計係が必要ない。 身近な例として囲碁より先にスポーツの道を行ったチェスの場合、幼稚部の子供たちも時計を自ら押して、賞金30億の世界大会決勝も自ら時計を押すという。

去る25日囲碁リーグで時間負けが出た。 '九で置いた、十で置いた'とまだ是非の言い合いをするということがおかしい。 9億ウォンをかけて試合する人も自ら時計を押すのに、200分の1にもならない小さい額の競技で'くやしい'ストーリーが記事化されるということ自体が滑稽なことだ。

 

今年囲碁は国体で試験種目になった。 今後正式種目になるためには他のスポーツと比較しておかしく見えないように選手たちが試合外敵である部分で勝負に影響を受ける事があってはならない。 どのような分野でも慣れてない事をするのは不便だ。 だが、プロならば何より大切に考える勝負を公正にするために当分は不便をこらえなければならない必要があると見る。 

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▲昨年仁川(インチョン)室内武道アジア競技大会チェス プレー中の姿.
チェスでは対局時計作動はもちろんさらに手順記録も自らする。対局時計のそばに筆記具と記録紙がある。

 
TYGEM /キム・ソンリョン
原文記事:タイジェム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM  


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