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イ・セドルは孤独な時強い25日イ・セドル-古力10回戦5局広がって▲勝負の分岐点である5局をむかえてイ・セドルはこれまで以上に孤独に凄まじい勝負を行う。
世紀の対決イ・セドル-古力10回戦の夜が明けた。開始ホイッスルと共に雰囲気をよくして2-0で先んじる時はイ・セドルの完勝を夢見た。しかし古力はたやすくいかなかった。妻と娘を同行した3局を回復の踏み台として、新安郡(シナングン)で行われた4局でついに同点打を飛ばして2-2でシリーズを引き寄せた。したがってもう6回戦の初戦だ。勝負の天秤棒がどちらに傾くだろうか。来る25日午前10時(韓国時間)から中国、雲南省シャングリラ(Shangri-La,香格裏拉(ヒャンギョンニラプ))で広がる。シャングリラは英国ジェームズ・ヒルトン小説<なくした地平線>(Lost Horizon)に出てくるユートピアとして描写される。本来の地名は中甸でありチベット語で'心の中の太陽と月'という意.平均高度が3000メートル以上のシャングリラは上海から4時間余り飛行機に乗らなければならず再びバスで4時間を行かなければならない、高山症になるかも知れない天恵の地。 このような極端なところで極端な状況にひどく追われるイ・セドルの本当の囲碁を見ることができようか。▲次第に緊張感が極に達していく10回戦.去る4局の姿.
もう6回戦で4勝をおさめてこそ最後の勝者となる。 もちろん負けないことが現実的な目標ならば3勝だけおさめれば良いがすでに両雄はくる程きた。 甘い程付けている。 500万中国元(約8億3000万ウォン)を分けたくない。 それなら今後4勝をしなければならない。10回戦は心理戦だ。 2連勝で先んじて2連敗を許容したイ・セドルは最近古力に4連敗にあっている。 招商地産杯、春欄杯、10回戦3局、4局までイ・セドルとの四度の対局で古力は全部勝っている。 現在のイ・セドルは相手戦績で20勝1分け21敗で僅かに古力に遅れている。 (非公式戦績09年南方将軍杯、13年第1回天神薬業杯含む)今まで同年齢ライバルとして一方が4連勝を占めた例もなかったし勝敗差も+3が最も多く広がった格差であった。 結果的には10回戦が対等になったが心理的にはすでにイ・セドルは逆転にあった。しかし今回の5局で勝利を持って行くならば心理的に非常に安定的に急変することもできる。5局まで前半戦を全部終えて6局は来る7月に開催される。ワールドカップ期間の間一時的に10回戦が中断される. したがって1勝のプレミアムを2ヶ月間持って行くという点で1勝以上の効果を享受することができる。10回戦がますます進行されて相互間の大きい失敗は次第に消えて'半目勝負'がずっと続くという予想もある。 互いに大きい技術で大きく勝負が傾く場合は見るのが難しいことであり、対局が進行されるほど両選手ともに囲碁に対して完成度が高まるということだ。▲去る4局前夜晩餐時の姿.イ・セドルと古力の表情が対照的だ。特に4局は半目勝負を中盤以後、終盤まで続き、その半目をひっくり返すための苦闘で 版を何度もひっくり返して、膝をしびれるようにさせた名局だった。したがって両雄の集中力が大会後半部を迎えて頂点を駆け上がるのでより一層体力管理、健康管理のような勝負外的要素がかえって緊急な課題になるという予想だ。 体力ならばイ・セドルに相対的に不利な要因だ。 今回の5局ではいかなる対策を用意したのか調べることができる機会.
10回戦はブラックホールだ。今まですべての大会や賞金はもちろんで、今まで20年近く積み重ねた両雄の業績もこの一度の10回戦シリーズ成否に先んじられない。もう後半戦で突入する 時点では多くの状況はイ・セドルに不利になる。しかし客観的な情況が古力に有利に戻るということ自体がまた、古力としては負担だ。 3連勝の勢いだったがかえって古力に反転の契機を用意した3局を考えてみれば容易だ。去る1局ではイ・セドルの夫人と娘が10回戦現場を訪れて気勢を培ったし、背水の陣を敷いた3局で古力もやはり夫人と娘が訪ねてきて心的安定を与えた。 もうひたすら一人だ。 勝負を本来孤独だったし10回戦は経験してみることができない孤独だということと苦しさが重なってくる。 イ・セドルは一人になった時最も強い力が出てくる。 去る木曜日午前中に、丸二日かかる天恵の辺境地シャングリラへ巡礼者の気持ちを抱いて出発した。 健闘を祈る。▲イ・セドルの師匠であるクォン・カムリョンがチュンドで広がった4局に応援のため降りてきてイ・セドルの勝利を祈った。
同僚先後輩棋士の激励コメントをのせる。シン・ジンソ=2対2同点であるだけにイ・セドル師範が勝利したら良いと思う。ソン・テゴン=古力が連勝中であることは気になる。しかしイ・セドルのコンディションが悪いようでもなくて連敗を切る時期もならなかったようだ。イ・セドルが勝たなければならない。アン・ソンジュン=古力のコンディションが良いのが気にかかる。しかし重要な勝負であるほどさらに強くなるイ・セドルであるため勝ってくれると信じる。キム・ソンニョン=シャングリラは平均高度が3500メートルに達する辺境地なので移動するだけで丸二日がかかる。体力と高山症などの色々な変数がありえる。かえってイ・セドルの本当に力を見せる絶好の機会だ。モク・ジンソク=良くない流れであることは明らかだ。しかし再スタートという気持ちで平穏な気持ちで臨むならば良い結果があるだろう。平常心がどんな時よりも重要だろう。ユン・ヒョンソク=現在2勝2敗だが古力が4連勝中だ。心理的にはすでに古力がかなり先んじる。しかし4局でも普段見られなかったイ・セドルの精巧さが出てきたし、当時コンディションがあまり良くなかったという点を勘案すれば5局はしてみるほどの勝負だ。10回戦の分岐点だ。クォン・カムリョン=2連勝を走ってコンディション調節失敗で追撃を許容したが5局には回復するだろう。本人の天才的才能を遺憾なく発揮して全国民が重労働の難しい時期に素敵な内容を見せると確信する。