[火曜囲碁]帰ってきた長考 - 1など朝鮮日報 

帰ってきた長考

-さっと変わる2014囲碁リーグ
予選戦なしでメンバー8人すぐに選抜
長考3速棋2…運営方式変化
団体賞金減らし勝利手当て拡大
 

囲碁リーグは一シーズンが8ヶ月の間続いて総予算も34億ウォンに達する国内最大囲碁祭りだ。囲碁界'1年農作業'のほとんど半分を占める囲碁リーグ運営方式が今年シーズンから大幅革新される。4月開幕に先立ち共同主催・主管社である韓国棋院と囲碁TVが最後の手入れ中である2014囲碁リーグ運営案をあらかじめ覗いて見た。

最も大きい変化は今年リーグが完全白紙状態で行われることになったという点。 予選戦をなくしたし'保護選手'という名称でチーム当たり2人ずつ認めた前期メンバー保有権も今年に限り撤廃することによって正規リーガー5人、楽スター(2部) 3人など各チーム メンバー8人全員が100%ドラフトで選抜される。 出場チームが国内プロ291人中どんな顔を選んで'新しい絵'を描いていくか注目される。

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昨年12月広がった2013囲碁リーグ プレーオフ2次戦光景. 正官庄パク・ジョンファン(左側)と新案天日塩イ・セドルの復碁の下には両チーム選手たちが深刻な表情で見守っている。/囲碁TV提供

 
二番目は長考対局の大幅拡大だ。昨年には一試合5局が速棋4局、長考1局で構成されたが今年は長考3局、速棋2局に変わる。

行き過ぎた速棋偏向が韓国囲碁の国際成績下落原因のうちの一つで、囲碁リーグにも日程責任があるという一部指摘を受け入れた結果だ。長考対局1人当り提供時間も60分から90分に大幅に増える。

三番目には賞金配分方式の変化だ。 団体優勝賞金3億ウォンを今年は2億ウォンに減らしその差額を全部勝利手当てに回すことにした。

各指名順位別賞金格差も大きく縮小される。 チーム成績と別に選手たち個人の努力と意欲を最大限誘導するという趣旨だ。

新しい運営方案は色々な角度で上昇効果が期待される。 チームは選抜過程の公平性が確保されながら会社イメージに合う選手選択と起用幅が共に広くなった。 選手たちの立場でも参加機会が拡大して勝負欲刺激要因も大きくなった。 ファンたちでは棋譜水準と選手多様化などコンテンツ向上を期待することができるようになった。

だが、囲碁リーグの長い間の宿題である球団制導入がまた延ばされながら選手たちの'1年時限付き所属'問題点は依然として未決に残った。

主宰側はこれに対する苦肉の策として来年シーズンから保護選手を最大5人全員(楽スター含めば8人)にまで許容して、その期間を3年まで認めることによって事実上の契約制効果を狙うことにした。

11回目シーズンをむかえる2014囲碁リーグは21日選手選抜式を経て4月上旬開幕、合計56ゲーム280局の正規リーグを行った後12月ポストシーズンを終える予定だ。 正規リーグ覇権を争う参加8個のチームは今週発表される。