【2013三星火災杯ワールド囲碁マスターズ】中央は感覚の領域 - 中央日報 

[2013三星火災杯ワールド囲碁マスターズ]中央は感覚の領域

<本戦8強戦>○・スウェ9段●・パク・ジョンファン9段

第4譜(45~58)

囲碁は‘3線と4線の葛藤’と話すこともできます。 実利線の第3線と勢力線の第4線のうちどちら側を選択するべきかという問題は囲碁の永遠の難題であるためですね。

石が4線を抜け出していわゆる‘中央’側に動き始めれば囲碁は霧覆われた混沌の中に陥ることになります。 中央の動きや中央戦闘にも方法があったりしますがそれで解決されない無数の変数が登場するためですね。

中央で石がぶつかり始めれば理性よりは‘感覚’が優先である時が多いです。 微細に分かれる石の‘兆し’を読みだす感覚です。 左右19路にしかならない囲碁がこのようなら世間のことを読むというのはどれくらい複雑でしょうか。 自然に頭が下がります。

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 詰まれば死であるから45に出て行くのは当然でしょう。 スウェ9段はここで46一つ退けておいた次に48に走って下辺を生かしました。 中央はそのまま置いておくのがさらに妙味があると見たものですが、まさにこれが‘感覚’の領域です(下辺白は48で安全です。 ‘参考図1’は白先手で‘参考図2’はやはり白は黒二子を捉えることになります).

 パク・ジョンファン9段も49と51で物静かに力を備蓄します。 その次に鷹が飛び立つように53で飛びかかったんですけれど、スウェ9段は54でそっと退きますね。 聞いたとおり冷静です。

55で押して本格的な力争いが始まりました。 中央では一行だけ押されてもバランスが力強いから力をつくして持ちこたえなければなりません。 58の一旦退けることも本当に強烈です。 
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