[第18回LG杯朝鮮日報棋王戦]定石の進化 - 1など朝鮮日報 

[第18回LG杯朝鮮日報棋王戦]定石の進化
 
準々決勝 <コミ 6目半 持ち時間 3時間>
白井山裕太九段/黒チョニャオイェ九段

<第2譜>(17~37)

中国と日本棋士が正面対立した事が'中日戦争'ではない。両国を代表するほどの看板スターどうしが激突したのでこのような表現が可能だ。

チョニャオイェ(陳耀燁)は中国ランキング1~2位を行き来する最高級であり、イヤマ(井山裕太)は日本囲碁史上空前絶後な現役6冠王だ。その上二人は24才同い年という'興行要素'まで備えた。 これらすべてのものがインターネット中継の時'外国棋士vs外国棋士'対決とは信じ難いほど高い接続率を記録した背景だ。


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白が△で重点を置けば17から21までは必然の手順. 22が'新開発'だ。 一時参考図1の1,3で構成を整えて21まで白が外勢、黒の実利に分かれる定石が完結版に通じた。 22に対して黒は参考図2の1で反発することができる。 4までこれもやはり定石. 実戦では23に。 白が24以下29まで先手で連結した後30で切る手法も吟味するに値する。

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37まで大型定石が完成された。 ずっと進化中である形態だが現在では最新版に選ばれる。 誰が有利なのかに対しては意見が入り乱れている。 黒としては'가'で切れる味が弱点. 白黒ともにこれから'가'を意識した攻防を繰り広げることになる。 白の次の行き先はどこが良いだろうか。 

 
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第18届LG杯8强赛 陈耀烨执黑中盘胜井山裕太
 
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