李世を破った! モクジンソクが開いた '新世界' 
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▲モク・ジンソクの'怪力'は後半に出てきた。


'olleh杯不敗'イ・セドルが決勝門の敷居で倒れた。 

11月14日囲碁TVスタジオで開かれた2013 olleh杯6ラウンド(準決勝)で323手接戦終わりにモク・ジンソク9段がイ・セドル9段に黒7目半勝ちをおさめて決勝に進出した。 

童話'ウサギと亀'のようにイ・セドルが先に先んじたが、若干よそ見をする間着実に後に従ってきたモク・ジンソクに首筋をつかまれた。 イ・セドルはこの対局前olleh杯で25勝3敗. この中3敗は2010年決勝3局でカン・ドンユン、2011年決勝1局でイ・チャンホ、2012年決勝2局でチェ・チョルハンに当てられたのだ。 しかし全部決勝5回戦中の敗北であったし、優勝に影響を及ぼしてはいない。 

今年も恐ろしい勢いで本戦で勝利の疾走をしてきたので観戦記者もイ・セドルが無難に決勝に上がってキム・ジソクとの番碁勝負を行うことを予想した。 しかし決勝5回戦はモク・ジンソクとキム・ジソクの対決になった。 モク・ジンソクは今回の決勝でも'30代の覇気'を見せるという。 

以下の参考図はイ・セドル9段が直接置かれて表示した'勝利手順'. 後半囲碁が二転三転したが、最後に白がコウを受けなくて201で生きておいたら黒がコミを出しにくかったという。(参考図は白3目半勝ち)イ・セドルは"初めから中央白大石が生きていると勘違いして囲碁に変化がおきたが、左辺で白が生きて下辺黒五子を捉えていたら勝っていた。"と話した。 秒読み中にずっと持ちこたえたのが敗因だった。 

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▲イ・セドル9段は負けた囲碁に対しては研究が徹底する。 控室で単独で座って敗因を探したイ・セドル9段が最後に残した参考図だ。


囲碁TVの勝者インタビュー/モク・ジンソク9段

-今日の対局の総評といえば? 
"ずっと地が不足して置くのが難しい囲碁だった。 中盤白が中央大石にあらかじめ手入れしておいたらずっと大変だっただろう。 大石を攻撃して分からない勝負になった。 終盤は互いに秒読みに入って失敗も多かった。 

-最近"モク・ジンソク9段が変わった。"という話をたくさん聞く。
"特に変わったことはない。 着実に勉強したのが良い結果に出てきたようだ。"

-ランキングが下落して再び10位圏内に上がってきたのはモク・ジンソク9段が唯一だ。
"囲碁が好きなことが粘り強さの原動力だ。 若い棋士らと研究したのも多いに役に立った。 妻の内助も……."(モク・ジンソクの11月ランキング順位は10位だ。)

-キム・ジソク9段との決勝はどのように展望するか?
"キム・ジソク9段は個人的に好む後輩棋士だ。 このような後輩との決勝で対局できてうれしい。 私が挑戦する立場なので'30代の覇気'で置く。 



決勝1局は18日(月)、2局は20日(水)、3局は21日(木)開かれる。 4局と5局はまだ対局日が決まっていないけれど、30日開かれるolleh杯釜山(プサン)ツアーでひと勝負が置かれる。





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▲放送と解説個人事業などで忙しい八方美人モク・ジンソク9段. その渦中にも囲碁に対しては粘り強い誠実さを見せた。



モク・ジンソクのolleh杯'目外し実験'

本因坊秀策の有名な布石の中で1,3,5手を隅の小目に置く手順がある。 モク・ジンソクはolleh杯で着実に目外しを実験したし、イ・セドルとの準決勝では序盤三手を目外しに置く手を見せた。 序盤の新世界を開いたモク・ジンソク. アマチュア棋客の間でも大流行が予感される。 キム・ジソクとの決勝でも黒番ならこの新しい試みを見ることができるだろう。 

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▲ 2013 olleh杯4ラウンド●モク・ジンソク○ビョンサンイル-結果:175手黒中押し勝ち

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▲ 2013 olleh杯5ラウンド●モク・ジンソク○パク・ヨンフン-結果:255手黒一目半勝ち

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▲ 2013 olleh杯6ラウンド●モク・ジンソク○イ・セドル-結果:323手黒7目半勝ち


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▲みな勝った囲碁を逆転されたイ・セドル9段は茫然自失した。

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▲序盤モク・ジンソク9段の'3目外し'布石. 今後流行が予感される。

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▲ 白を持ったイ・セドル9段の最初の着手

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▲モク・ジンソク9段勝利. キム・ジソク9段との決勝5回戦は来週18日から始まる。
 
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奇奇怪怪なモク・ジンソク、イ・セドル阻止

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▲モク・ジンソク9段(右側)がolleh杯4連続優勝を狙っていたイ・セドル9段を折って大会初めての決勝に上がった。 5回戦で払う決勝戦の相手はキム・ジソク9段だ。 相手戦績は7勝4敗でキム・ジソクが先んじている。



'怪童'の勝負の賭けが通じた。olleh杯の歴史を書いていたイ・セドルが崩れた。 今回のolleh杯の最大異変ということができるほど予想をひっくり返した結果であった。 イ・セドルの錯覚が重なったりしたが大石が捕えられる危機から捜し出した命がけの読みは実にすごかった。 

14日午後囲碁TVスタジオで広がった2013olleh杯囲碁オープンチャンピオンシップ6ラウンド(準決勝戦)で黒を握ったモク・ジンソク9段がイ・セドル9段を323手で7目半で折って決勝に進出した。 イ・セドルの強烈なパンチと緻密な読みに詰まって敗色が濃厚だったが危機から奇奇怪怪に持ちこたえることでついに逆転した。 

強ければ折れるといったのか。 イ・セドルは簡単に行くことができる機会をのがして行き過ぎるほどひどく追い詰めた。 "下辺で生きておけばコミが出てくることはできない局面"というペク・ソンホ解説者の評があったがイ・セドルは強硬姿勢一辺倒であった。 しかし局後二人の棋士の復碁では意外に右下コウに入った時は形勢が微細だといった。 

 

イ・セドルはolleh杯を3連覇していた絶対強者. 番碁勝負での敗北を除けば無敗行進をしていた中だった。 そのような最強イ・セドルをむかえてモク・ジンソクが敗戦を抱かせて大会初めての決勝に進出した。 決勝戦相手は一日先に先着したキム・ジソク9段. 5回戦で覇権を争う決勝戦は来る18日同じ場所で1局を始める(2局20日、3局21日). 

11月ランキングで3年7ヶ月ぶりに10位圏に再進入して、最近では破格的な両目外し布石を駆使するなど絶え間ない努力と創意的研究で後輩の手本になっているモク・ジンソク. 34才の年齢が面目を失った'美しい30代'の挑戦がタイトル獲得につながるのか注目される。 

2013olleh杯の優勝賞金は電気より2000万ウォン増額された1億2000万ウォン、準優勝賞金は5000万ウォン. 制限時間は各自1時間だ(秒読み40秒3回). 




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棋譜再生


2013olleh杯囲碁オープンチャンピオンシップ準決勝戦
●モク・ジンソク9段vs ○イ・セドル9段
結果:モク・ジンソク、323手黒7目半勝ち 

1・3の目外し布陣は最近モク・ジンソクの専売特許. 続けてイ・セドルが右上隅にかけてきて5手目も外目に置かれた。 
 
101・103は左中央白大石を狙って厚くしたい意図. 
184で黒五子を捉えては優勢な流れ。 しかし199時200でコウを屈服させたいとしたのが良くなかった。 220で遮断するコウ材を使った時コウを解消したのがモク・ジンソクの勝負の賭け. 
 
234に繋いだのが最後の敗着と指定された。この手では32の所のコウを取り出さなければならなかったこと。243から始まった押し潰しで中央で目を作ると左上1線集中の妙手で残りの1目を作って大石が完全に生きた。 

 
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